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(2)エリア別比較
 日本海及び黄海に面する日本、ロシア、韓国、中国の4か国、25自治体の51海岸で実施した漂着物の量や組成の特徴を把握するため、調査地域を表3.5-1に示す9エリアに区分し解析等を行った。
 
表3.5-1 エリア区分一覧表
(拡大画面:305KB)
 
(3)漂着物のエリア別の特徴
 漂着物の100m2当たりのエリア別重量及び個数を図3.5-5及び図3.5-6、表3.5-2及び表3.5-3に示す。
 100m2当たりの漂着物平均重量は2,890.9g/100m2であり、「エリアA」が15,497.2g/100m2と最も多く、次いで「エリアD」4,566.5g/100m2、「エリアE」3,084.8g/100m2の順であり、「エリアF〜H」は少なかった。
 また、昨年度の100m2当たりの漂着物平均重量は、2,133.5g/100m2であり、「エリアD」が4,083.1g/100m2と最も多く、次いで「エリアA」4,029.5g/100m2、「エリアI」2,312.8g/100m2の順であり、「エリアE〜H」は少なかった。
 
表3.5-2 100m2当たりの漂着物のエリア別分類別平均重量
(拡大画面:86KB)
*表中の“+”は、0.1g未満の重量を示す。
*合計欄、平均欄の数値は、全調査海岸の100m2当たりの重量の合計値及び平均値を示す。
*四捨五入をしたため、表中の数字の合計は、必ずしも合計欄の数値とは一致していない。
 
図3.5-5 100m2当たりの漂着物のエリア別平均重量
(拡大画面:47KB)
 
 一方100m2当たりの標着物平均個数は402個/100m2であり、「エリアA」が1,927個/100m2と最も多<、次いで「エリアB」573個/100m2、「エリアD」434個/100m2の順であり、「エリアF〜H」は少なかった。
 また、昨年度の100m2当たりの漂着物平均個数は、427個/100m2であり、「エリアA」が1,673個/100m2と最も多く、次いで「エリアB」778個/100m2、「エリアC」443個/100m2、「エリアD」313個/100m2の順であり、「エリアE〜I」は少なかった。
 本年度の調査は、昨年度の調査と比較すると、エリア別の平均重量、個数ともほぼ大きな変化はみられなかったことから、昨年と同様、細分化されたプラスチック類や発泡スチレン類の破片が採集されていたことが推察される。
 
図3.5-6 100m2当たりの漂着物のエリア別平均個数
(拡大画面:53KB)
 
表3.5-3 100m2当たりの漂着物のエリア別分類別平均個数
(拡大画面:127KB)
*表中の“+”は、1個未満の個数を示す。
*合計欄、平均欄の数値は、全調査海岸の100m2当たりの個数の合計値及び平均値を示す。
*四捨五入をしたため、表中の数字の合計は、必ずしも合計欄の数値とは一致していない。


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