平成16年度海岸漂着物調査は9月3日から12月15日までの期間に4か国25自治体の51海岸で実施され、調査範囲は、87列、174区画、調査面積17,230m²であった。本年度の調査で採集した漂着物の総重量を図3.5-1、総個数を図3.5-2、100m²当たりの漂着物の重量を図3.5-3、個数を図3.5-4に示す。

　

　本年度の調査で採集した漂着物の総重量は513,385.7gであった。重量別では、「プラスチック類」が302,014.6g（総重量の58.8%）と最も重く、次いで「その他の人工物」が72,067.5g（同14.0%）、「ガラス・陶磁器類」が46,994.0g（同9.2%）、「発泡スチレン類」が29,100.2g（同5.7%）、「金属類」が29,063.8g（同5.7%）の順であった。

　また、昨年度の課着物の総重量は377,769.3gであり、本年度の調査は昨年度の調査に比べ3割程度多く、重量別では、「プラスチック類」が200,119.5g（総重量の53.0%）と最も重く、次いで「その他の人工物」が73,421.2g（同19.4%）の順であり、両年度とも総重量の「プラスチック類」の占める割合は、極めて高い結果であった。