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 次に、富山県で行った4海岸の100m2当たりの漂着物平均重量及び個数比較を図3.1.2-5〜6に示す。
 富山湾に面する主要4海水浴場の調査結果は、湾の西に位置する島尾・松田江浜及び松太枝浜が東に位置する岩瀬浜、宮崎・境海岸よりも重量・個数ともに多い傾向であった。
 また、平成14年度および平成15年度の調査結果でも同様の傾向が認められている。漂着物の発生源は富山湾沿岸(河川由来)と一部富山湾の外からと推定されるが、対馬暖流の沿岸流の一部が能登半島から沿岸沿いに富山湾に入り込み、富山湾内を半時計方向に流れること、更に調査海岸の海岸地形や波の打ち寄せなど海象条件が複雑にからみあって漂着物の量や個数等を特性づけているものと推察される。
 
図3.1.2-5  100m2当たりの分類別平均重量比較
(富山湾)
(拡大画面:128KB)
 
図3.1.2-6  100m2当たりの分類別平均個数比較
(富山湾)
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