日本財団 図書館


情報統合化による相手船動静監視システムの開発におけるズームアップ画像の評価
2006年2月14日
株式会社トキメック
項目番号:5-4-13
評価項目:景観画像表示機能
評価内容:ズームアップ画像の評価
評価基準:船の動揺に対する景観の画像安定度が仕様基準以内であること。
検証方法:実船での撮影
評価結果:
 
(1)試験概要
 相手船動静監視システムのプロトタイプ機とは別に、CCDカメラ及びズームレンズを「さんふらわあ とまこまい」殿に持ち込み、試験的にズームレンズでの画像を確認した。
 使用したレンズは以下の通り。(10倍ズームレンズ)
Computer TV ZOOM LENZ V10Z1618AMSC 16〜160mm 1:1.8
 
(2)試験結果
 試験は、平成17年9月27日に実施した。快晴で視界良好であった。試験的に撮影した画像の例を以下示す。
 通常の画面は、水平画角が45度であり、画面Aでは4マイル先の相手船は確認できない。このとき、ズームレンズにより拡大することで、相手船の船影が確認できた。(水平画角7度と4度の場合を図示)
 
<通常の表示画面A(水平画角 45度)>
 
<画面A相手船のズームアップ画像例(水平画角 約7度)>
 
<画面A相手船のズームアップ画像例2(水平画角 約4度)>
 
<画面A相手船のズームアップ画像例3(水平画角 約4度)>
 
<通常表示画面の景観部分に拡大画像(水平画角 4度)を表示>
 
 
 ズームアップにより上の画面では矢印の船、下の写真では左舷側約225度、それぞれ距離約2、3、4マイルの3隻の船に関するアスペクト角の推定も容易になったといえる。


前ページ 目次へ 次ページ





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION