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吟剣詩舞だより〔ダイジェスト〕
全国朗吟文化協会創立四十五周年記念
『吟と舞秋の集い』
 平成十七年十月十六日、爽やかな秋空の好日、東京九段会館にて表題の大会が、(財)日本吟剣詩舞振興会鈴木吟亮副会長・工藤龍堂専務理事・矢萩保三事務局長ほか財団幹部の先生方のご臨席を戴き、盛大に開催されました。
 定刻九時、開会のセレモニーに続き、会員による十八組の合吟、三十五組の合連吟、そして十三組の剣詩舞と六十六番が堂々と披露され、午前の部が盛会裡に終了しました。
 午後〇時三十分から創作・和太鼓集団『衆(しゅう)』(十代の若者の集まりで、メンバーの中に伊藤契麗少壮吟士のご子息が所属)による演奏が行なわれました。
 午後一時、式典を開始。大石晨煌大会委員長の挨拶の中に、全朗協歴代会長の紹介がありました。続いてご来賓の先生方からご祝辞を戴き、矢萩保三財団事務局長に「青少年育成基金」を、小倉契秀会長代行より贈呈させて戴きました。また記念大会にあたり、永年に亘り当協会の発展に寄与した三十五団体に、小倉契秀会長代行より「感謝状」が授与されました。
 
式典にて祝辞を述べられる鈴木吟亮財団副会長
 
 式典に引き続き大会相談役・各地区本部長・副理事長・副会長・会長代行の吟詠・剣舞があり、いよいよ企画構成番組『日本の夜明け―幕末の英傑たち―』が披露され、出演者の熱演に会場は盛り上がり、エピローグは初代会長・角光嘯堂先生作「朗吟道」を大合吟し、客席を魅了した一時間半でした。最後に、ご来賓の先生方からご範吟を戴き午後五時、記念大会の全てが盛会裡に終了しました。
(全朗協事務局)
 
第二十回国民文化祭協賛
第二十九回県民芸術祭参加
第四十二回群馬県吟剣詩舞道大会
平成十七年十月二十三日
前橋市民文化会館大ホール
 
 今大会から県内四ブロックに分けての最初の年、内田龍吟大会委員長の開会挨拶で始まりました。
 第一部、各会、流派の合吟、独吟、剣詩舞各組の熱演に大きな拍手が上がり、特に高等学校の生徒の演出である。平成二十年に群馬県で開催される全国高等学校総合文化祭に標準を合わせ、今年初めて、高文祭に出場した生徒の初舞台です。青少年への吟剣詩舞普及という大きな目標の光が見えて来たようだ。
 式典では、式辞は金井心將大会会長。全国吟詠コンクールで、二部門の優勝は県連始めてのことで言葉の端々に喜びが溢れていました。主催者挨拶を県教育文化事業団理事長、谷野和義様、表彰状授与は、今回六名、うち二名が全国優勝ということで、改めて会場より二人を称える大きな拍手が沸き上がりました。祝辞は、衆議院議員笹川堯様の心温まるお言葉、前橋市長、高木政夫様、また財団常任理事の菊池吟正先生、埼玉県総連盟理事長の内田隆洲先生に親しみのある、各々の先生より励ましのご祝辞を頂きました。千葉県総連盟副理事長、深澤吉翠先生のご紹介、また財団会長河田和良様、東日本地区連絡協議会太田修道先生からの祝電のご披露がありました。
 
式典にて挨拶する金井心將大会会長
 
 第二部も、創作に思考を凝らしたすばらしい吟剣詩舞が披露され、最後を飾ったのは、武道館大会合吟コンクール出場の県連、男子、女子の発表。ご来賓吟詠では、ご多忙の中ご臨席下された皆様にご高吟を賜り、顧問、理事長、吟詠では、心に残る和歌を吟じて頂き、万歳三唱、閉会の辞により感動の冷めやらぬ中、幕を閉じました。
(文責・事務局長)
 
財団公認熊本県吟剣詩舞道 総連盟結成三十周年記念
三賢堂八聖殿顕彰吟剣詩舞道大会
 平成十七年十月二十三日、熊本市民会館大ホールにおいて標記大会が開催されました。大会は、各会派による四十二組の合吟、記念式典、剣詩舞、来賓吟詠、詩舞、大合吟で構成されました。式典は、安武事務局長の司会で、熊総連盟旗の入場に始まり益中鵬山理事長より昭和五十一年に公認第一号として、熊総連が結成されてから、三十年の節目にあたり郷土の先人安達漢城先生の三賢堂建立、横浜の八聖殿建立の偉業を顕彰する大会で、本大会が熊本吟界の発展はもとより全国の吟剣詩舞道界が発展し我が国の精神文化に些かなりとも資する事ができればとの挨拶の後、来賓の河田会長、熊本県知事、熊本市長、熊本県文化協会長、横浜市連盟橘理事長のご祝辞を戴き、また、矢萩事務局長による祝歌が吟じられ式典に華を添えられました。式典の後、熊総連各会派及び役員吟詠による剣詩舞、九連協役員、横浜市連盟、財団会長、事務局長の来賓吟詠詩舞が披露され、最後に来賓の先生方と熊総連役員、大会実行委員総勢百七十四名が客席と一体となり、益中理事長の先導で安達漢城作「三賢堂」の大合吟を行ない、矢萩事務局長の万歳三唱で幕を閉じました。
(事務局長 安武嶬峰)
 
式典にて挨拶する益中鵬山熊総連理事長
 
第二十七回
静岡県吟剣詩舞道総連盟西部地区大会
 標記大会が平成十七年十月二十三日浜松市勤労会館Uホールを埋め尽くして開催されました。(財)日本吟剣詩舞振興会・静岡県文化協会・浜松市・浜松市教育委員会・静岡新聞社、静岡放送のご後援を戴き盛大に開催されました。
 定刻十時には会場も満席となりオープニングセレモニーに続き「各会自由吟詠」吟詠団体の構成吟・歌謡吟詠等、各会趣向をこらした吟詠が披露されました。午後の部、式典では県総連渡辺桜虎理事長、来賓の県議会議員の方々に祝辞を戴き、河田和良財団会長の祝電が披露されました。
 
主催者を代表して挨拶をする渡辺桜虎理事長
 
 第二部は財団主催の各種コンクール全国決勝大会出場者の吟詠が披露されました。第三部は剣詩舞会の自由剣詩舞が披露されました。
 第四部は「構成吟剣詩舞」〔義経〕。五百人を越える出演者の朗吟と剣詩舞で綴り大好評を得ました。第五部は加盟各会会長の吟詠・剣詩舞が披露され、このあと渡辺理事長の味わい深い吟詠が披露され、午後四時三十分には盛会の裡に全ての吟剣詩舞が発表され終演となりました。
(事務局長 鈴木慧山)
 
第十七回長崎県民文化祭共催
平成十七年度長崎県吟剣詩舞道祭
 長崎県吟剣詩舞道総連盟は、平成十七年十月二十三日、長崎県大村市シーハツトおおむら・さくらホールにて、標記大会を県央地区を主体に六五〇名が参加し盛大に開催しました。
 田中岳藤実行委員長の開会の辞に始まり、午前の部は、一般合吟、少年少女の吟詠剣詩舞、式典が行なわれ、中でも五十一名の少年少女が発表した吟詠・剣詩舞の熱演に、ご来賓及び関係の小中高学校の先生方は、わが教え子の熱演に感歎し、館内は割れんばかりの拍手が鳴り響きました。
 式典は、浜口岳悠理事長の「斯道を通じて和合一致その成果を県総連発展のため、なお一層の尽力をお願いする」旨の挨拶に始まり、来賓の長崎県文化協会長様・大村市長様・大村市教育長様のご三方から「精神を癒し、潤いをもたらす吟剣詩舞道の存在意義は大きく、吟剣詩舞道を通じて地域文化の振興と青少年の健全育成に更なる尽力をお願いする」旨の略同様の祝辞を頂戴しました。
 午後は、一般会員の合吟・群舞、役員等の独吟・独舞が披露され、最後は、会長等の独吟・独舞で締め括りました。
 
大会風景(合吟)
 
 直ちに閉会行事に移り、大浦龍慶副実行委員長の閉会の辞、続いて金房千代春副実行委員長の発声による万歳三唱をもって午後三時三十分閉会しました。
 八校の校長先生たちが激励に見え、緊張の中にも懸命に演技する子供たちの姿を見て、「吟剣詩舞道は、青少年の健全な心を育む芸道である」旨の感想しきりでありました。
(事務局)


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