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取材――株式会社サークオン
 
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水六訓
一、あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。
 
一、常に白己の進路を求めてやまざるは水なり。
 
一、如何なる障害をも克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合性とを兼ね備えるは水なり。
 
一、自から清く他の汚れを洗い清濁併せ容るの量あるは水なり。
 
一、動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い何等報いを求めざるは水なり。
 
一、大洋を充し、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霰と化してもその性を失わざるは水なり。
 
 水を心とすることが平和と健康と長寿の妙薬であります。
 
笹川良一
 
OPINION
明日への提言
 
今、蘇る(よみがえる)吟剣詩舞道先達の知恵、「吟剣詩舞道憲章」の精神
河田和良
 夏の財団恒例行事、平成十七年度夏季吟道大学(七月二十三日〜二十四日)及び平成十七年度少壮吟士夏季吟詠特別研修会(八月十三日〜十四日)は、本誌九、十月号にご紹介のとおり、神奈川県葉山町にある湘南国際村センターで開催され、当初の予定通り無事終了することができました。
 中でも少壮吟士特別研修会は、今年が少壮吟士制度発足三十周年ということから、閉講式には男性吟士も紋服に威儀を正して臨み、今年度、少壮吟士定年を迎える四名(ほかに欠席一名)の挨拶に聞き入っていました。
 また、少壮吟士制度発足三十周年吟詠チャリティーリサイタルの第二回目となる新潟公演(九月四日、長岡市立劇場)も大盛況裡に無事終了しました。
 少壮吟士チャリティーリサイタルのプログラム巻頭には、「吟剣詩舞道憲章」と「財団会詩」が大きく掲げられていました。
 この吟剣詩舞道憲章の制定からも三十周年を迎えています。制定は昭和五十年一月のことで、同年三月に、初めての少壮吟士候補が誕生したことを考えますと、吟剣詩舞道界の将来を託すべき少壮吟士の誕生を前に、この憲章の制定が必要欠くべからざるものであるとして草案を練った吟剣詩舞道先達の知恵と真心を知ることができます。
 夏季吟道大学や少壮吟士特別研修会で、私が「吟剣詩舞道憲章の精神」と題した講義を担当して久しいのですが、そこではまず、憲章を唱和(私に合わせて一節ごとに皆さんが朗読)することにしています。少壮吟士研修会では先導役を少壮吟士の方に代わってもらい、この時は特に大きな声で唱和してもらうことにしています。


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