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8. 私たちの東京港
 わたしたちは、「よりしあわせな生活」とともに、「より豊か(ゆたか)な心」で毎日を送りたいという願い(ねがい)をもっています。東京都はこのようなわたしたちの願いの実現(じつげん)のために、東京港の再開発(さいかいはつ)を計画し、すでにその計画を進めています。
 
(1)臨海副都心(りんかいふくとしん)
 442ヘクタール(東京ドームの約94倍)の、東京で海に面した、ただ一つの副都心です。豊かな緑と水辺を生かした環境(かんきょう)のなかで人々が生き生きと住み、働ける国際都市をつくろうとするものです。
 都心部と副都心とは、ゆりかもめ、りんかい線、海上バス、都バスなどで結ばれています。
 
(2)レインボーブリッジ
 東京港のシンボルとして平成5年に完成し、都心部と臨海副都心を結んでいます。橋は上下に分かれていて、上部が首都高速道路、下部は一般道路と中央にゆりかもめ専用軌道(きどう)、一番外側には歩いて橋を渡れる遊歩道(ゆうほどう)があります。
 
 
レインボーブリッジ全景 (撮影 熊切圭介)
 
(3)新交通ゆりかもめ
 都心部と臨海副都心を結ぶ大切な交通手段として平成7年に開通しました。新橋から竹芝、レインボーブリッジを渡り、終点有明駅まで臨海副都心を回って12の駅を24分で走ります。
 
ゆりかもめ
 
 動力は電気を使用しているので排気ガスがでません。また専用の軌道をゴムのタイヤで走るので、騒音(そうおん)や振動(しんどう)が少なく、環境を考えた設計になっています。
 そして驚くことに、この乗物は運転手なしで走れるのです。ドアの開閉から難しい運転まで有明にある中央指令室でモニター画面をみながらすべて行なっています。
 
(4)竹芝・芝浦ふ頭再開発
 これらのふ頭は、建設してから60年以上もたって古くなっています。そこで、ふ頭前面を埋め立て(幅約30〜100メートル前面へ)、ふ頭の再開発を始めました。
 竹芝ふ頭では、昭和63年から平成7年までふ頭の再開発が行なわれ、今の時代にあった港湾施設やホテル・ビル・公園等ができました。
 
竹芝ふ頭全景
 
臨海副都心
臨海副都心全景
 
青海地区 テレコムセンター
 
有明地区 国際展示場「東京ビックサイト」
 
台場地区


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