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児童相談所
 児童相談所は、児童福祉法に定められている機関で、0歳〜18歳未満の児童や家庭に関する様々な問題についての相談援助活動を行っています。
 
○相談内容
・発達や障害についての相談(例:言語が遅いのではとの不安、知的障害があると言われた 等)
・家庭での養育が困難になった子どもの相談(例:保護者の病気、死亡等で子どもが育てられない 等)
・性格、しつけについての相談(例:育児が厳しすぎると言われているが 等)
・不登校についての相談(例:登園、登校をしぶる 等)
・虐待についての相談 など
○療育(障害者)手帳の発行
児童相談所名 所在地 電話番号









 
障害児者対応の地域の医療受診機関
※内科・耳鼻科・外科・歯科等一覧orマップを掲載
病院名 診療科目 所在地 電話番号 特色









 
就学を控えた子どもをもつお父さん・お母さんへのメッセージ
 家族は数年間の付き合いの中で、自分の子どもが保育園や幼稚園の集団の中でどんな参加のし方をするのか段々予想ができてきます。また、どういうことが好きでどういうことが苦手なのかも少しずつ整頓できてきているはずです。しかし、学校というそれまでとは違った環境ではどうなのか、就学をひかえた時期には期待と不安を膨らませ、先輩としてのペアレント・メンターに意見を求めることが多くなるでしょう。
 
これまでの育児に一息ついて、まとめをしてみること
 子どもと家族の双方とも初めて出会う自閉症の特徴に、これまで迷い悩みながら過ごしてきていることでしょう。頑張ってきたことを一息ついて再度確認し、サポートブックのようなものにまとめてみるのはどうでしょうか。まとめたものは、これから学校に入ってから初めて出会う人にも役立つ情報になるかもしれません。自閉症は見て分かりにくい障害ですが、支援のし方を具体的に相手に伝えていくことで適応しやすくなるのも事実です。
 
就学先はどこが良いかという情報集め
 事前に就学指導委員会や該当校と連絡をとった上で、本人を連れて見学や学校体験などをすることが望ましいと思いますが、対応した教師が来年もその学校にいるのかどうか、どのくらい学校としての対応力があるのかは4月にならないとハッキリしません。ペアレント・メンターの人脈による学校の情報は、行政が提供する中立的な情報に比べてより具体的で役立つことも想像されますが、メンターのアドバイスや情報は、あくまでも家族や本人の判断の補足であるというとらえが大事です。
 
就学するまでに身につけさせておくこと
 子どもは学校生活のために発達しているわけではなく、生涯にわたって自分の身体や気持ちとの付き合い方を学んでいく過程の中で、集中的に学ぶ時期や場所が学校であるにすぎません。身の周りのことやコミュニケーションの力については個々の状態によって差があるのが当然です。あまり、こうしなければといって気負いすぎることにも注意が必要です。準備として必要な点をあえて言えば、他人に何かを教えてもらったら上手くいった、他人の行動をよく見てマネをしたら上手くいったという人から学ぶ体験が積み重ねられていることかもしれません。
 
 上記の点以上に、子どもが学校に行くことを楽しみにするような時間や場所を具体的に見つけておくことが、「学ぶ意欲を引き出す」という本来の目的に最も沿うものです。
 
就学に関する手続きと指導
※就学決定までの経緯
教育相談センター一覧
名称 所在地 電話番号











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