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第7回日本太鼓ジュニアコンクール出場団体紹介
1 青木村義民太鼓保存会(あおきむらぎみんだいこほぞんかい)こまゆみ会(かい) (長野県)
 
 
演奏曲 義民(ぎみん)
 
 青木村では、江戸時代に5回の農民一揆が起こり、そのうち3回の一揆に発頭人が村の犠牲になり処刑され、厳しい圧制の中で神として崇められてきました。最初の一揆が天和2年(1682年)に起き、300年を迎えるにあたり昭和57年(1982年)に村をあげて義民祭を開催し義民太鼓が発表されました。この太鼓は一揆の心意気を力強く表現し、義民としての高き功績を奏でたもので、合間に入る口上は5回の一揆の様子と義民の伝統精神が脈打っている事がわかります。保存会では小中学校の太鼓教室として指導していますが、平成14年度よりジュニアコンクール向け「こまゆみ会」として結成し、今回の初出場に至り、義民魂を継承し続けたいと思っています。
 
2 寿(ことぶき)子ども蝦夷太鼓同好会(こどもえぞだいこどうこうかい) (北海道道東)
 
 
演奏曲 飛翔(ひしょう)
 
 昭和54年に北海道くしろ蝦夷太鼓保存会の大きな支援により発足しました。
 現在は小学校1年生から6年生までの21人の会員で構成しています。
 子ども達が和太鼓を通じて健やかに成長するかたわら、地域文化の向上に貢献しようと、学校内や地域の各種イベントに積極的に参加し、活動を続けています。第3回自治大臣杯日本太鼓ジュニアコンクールでは、北海道代表として参加し、全国4位の偉業を達成しました。
 子ども達が一生懸命に太鼓を打つ姿は、あたかも清流に身をまかせ、大海に旅立つ稚魚の姿に似ています。
 海の恵みをいっぱいに受けて成長する子ども達のバチさばきをご覧ください。
 
3 広島山陽学園山陽高等学校山陽太鼓(ひろしまさんようがくえんさんようこうとうがっこうさんようだいこ)“弾”(だん) (広島県)
 
 
演奏曲 アフリカの日本人(にほんじん)
 
 山陽高校音楽部は1997年度から、日本の伝統民族楽器である和太鼓の演奏に力を注いでいます。毎週月・火・木・金の放課後に音楽室で活動しており、日本各地に伝わる伝統的な和太鼓曲やオリジナル曲を練習しています。地域のイベントやお祭り、校外での演奏会など年間40回近い演奏活動を展開しています。近年は大きな舞台での大勢の観客を前に演奏する機会も増え、普段の練習の成果が観客の拍手で評価される事に、部員一同大きなやりがいを感じています。
 演奏技術だけではなく、校外での演奏活動で関係スタッフとの交流を通し、礼儀礼節の大切さを学び、何事にも感謝する気持ちを念頭に置いて活動しています。
 
4 光明学園相模原高等学校(こうみょうがくえんさがみはらこうとうがっこう)和太鼓部(わだいこぶ) (神奈川県)
 
 
演奏曲 疾風(しっぷう)
 
 光明学園相模原高校は、神奈川県の相模原市というところにあります。大正8年に創立した男女1,300名の通う部活のとても盛んな私立高校です。私たちの和太鼓部は創部まる15年になりました。現在、部員は53名が在籍し、日々練習に励んでいます。年間70回以上もの公演活動をこなし、卒業生の中にはプロとして活動している先輩たちも何人かいます。みんな高校に入ってから太鼓を始めた者ばかりですので、技術的にはまだまだですが、高校生ならではのエネルギッシュでパワフルな演奏ができればと思っています。本日は、1、2年生の選抜メンバーで、私たち自身の創ったオリジナル曲を演奏いたします。







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