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(3)木の実搗き(つき)
 臼と杵で実を搗いて殻と外皮と蝋粉に分ける作業です。木の実が搗けるにしたがって、蝋の粉が飛び散るので囲いの中でやります。この飛びはねる蝋粉がハナロウと呼ばれ、最もよい蝋だといわれます。
 いったん荒搗きをして、箕などでふるい種だけをとり、外皮、蝋粉に分けます。
 
フルイで種だけをとる
 
木の実搗き
実を搗き殻と外皮と蝋粉に分ける
 
(4)木の実ふかし
 蒸かし桶にシキノウ(敷布)を敷き、荒い殻などを下に入れ、外皮と蝋粉を詰めて蒸します。約四十五分蒸しますが、三十分位たったら麻袋を上にかぶせて一緒に蒸かします。
 
木の実ふかし
(1)30分程蒸したら蒸かし
桶に麻袋をかぶせる
 
 蒸けあがったら、冷めないうちにすばやく蒸かし桶を逆さにして、蒸し上がった実を麻袋に詰めます。手でぎゅっと押し手早く紐でしばります。
 
(2)蒸し上がったら桶を逆さにして
麻袋に実を押しこめる
 







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