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(1)港・旅客船ターミナルにおいて改善の必要な点
 港や旅客船ターミナルにおいて改善が必要な点としては、「(16)タラップの階段や傾斜をゆるやかにする」が25.2%で最も多い。次いで、「(3)電車・バス・タクシーの乗り降りや、船の乗りかえ経路のバリアフリー化」が22.4%、「(9)(ターミナルビルの)通路の段差をなくす」が19.8%となっており、特に段差や急な傾斜の解消に対するニーズが高いことがわかる。
 また、「(1)港までの交通手段を便利にする」も19.7%あり、「(3)電車・バス・タクシーの乗り降りや、船の乗りかえ経路のバリアフリー化」と合わせて、自宅から港・旅客船ターミナルまでの陸上アクセスと海上旅客輸送との連携が一層求められている。
 
図5-6-1 港・旅客船ターミナルにおいて改善の必要な点(複数回答 n=580)
注)図中では各項目の表記を短縮化しているため、本文中の表現とは異なっている。
 
 年齢別にみると、64歳以下では「(2)駐車場を整備する」の割合が高い。これは、65歳以上と比べて、自宅から港までの主な交通手段として自家用車を利用する人の割合が高いためと考えられる。このほか、「(3)電車・バス・タクシーの乗り降りや、船との乗りかえ経路のバリアフリー化」や「(12)切符を簡単に買えるようにする」も多くあげられている。
 また65〜74歳では「(10)階段やスロープに手すりを付ける」、「(11)エレベーターやエスカレーターをつくる」、75歳以上では「(9)通路の段差をなくす」が多くなっている。
 
図5-6-2  港・旅客船ターミナルにおいて改善の必要な点(年齢別)
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