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 障害別にみると、「車いすを使用している」、「1人での歩行は困難」、「ほとんど聞こえない」、「ほとんど見えない」人では、半数以上が介助を受けている。
 また「階段の昇り降りはきつい」、「聞き取りにくい、よく聞こえないときがある」、「弱視である」といった、比較的障害の軽い人では約3割が介助を受けている。
 
図5-4-14 船を利用するときの介助の有無(障害別)
 
 船を利用するときに介助を「受けている」人に主な介助者をきいたところ、全体では「家族」が72.3%で最も多く、次いで「港の職員」が15.8%となっている。
 障害別にみると、「1人での歩行は困難」、「ほとんど聞こえない」、「ほとんど見えない(1人での外出可)」など障害の程度が重い人では「家族」が8割以上となっている。
 
図5-4-15 船を利用するときの介助者(障害別)
 
(6)介助者がいないことなどから島外への外出をとりやめること
 船を利用するとき、介助の人がいない、または介助をお願いするのが申し訳ないといった理由で島外への外出をとりやめることについて、「よくある」との回答は3.4%、「ときどきある」との回答は5.5%で、約60%の人は「ない」と回答している。
 障害別にみると「車いすを使用している」、「1人での歩行は困難」、「ほとんど聞こえない」、「ほとんど見えない(1人での外出可)」といった障害の程度が重い人では、島外への外出をとりやめることが「よくある」や「ときどきある」といった回答が比較的多い。
 
図5-4-16 介助者がいないことなどから島外への外出をとりやめること(地区別)
 
図5-4-17 介助者がいないことなどから島外への外出をとりやめること(障害別)







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