日本財団 図書館


4. 役員
会長 星野 二郎 学識経験者
副会長 宮崎 晃 学識経験者
専務理事 佐々木博通 日本造船研究協会
常務理事 横山 勲 日本造船研究協会
常務理事 木澤 隆史 日本造船研究協会
常任理事 上條 剛彦 ユニバーサル造船(株) 代表取締役社長
〃 田所修一 (株)川崎造船 代表取締役社長
〃 矢吹 捷一 三井造船(株) 常務取締役 船舶・艦艇事業本部長
〃 井上 幸一 日本郵船(株) 経営委員
〃 小出 三郎 (株)商船三井 専務執行役員
〃 津田 尚輝 (株)アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド 顧問
〃 山下 暁 (社)日本舶用工業会 専務理事
〃 森 良夫 (社)日本中小型造船工業会 専務理事
〃 西村 真司 住友重機械マリンエンジニアリング(株) 代表取締役社長
〃 名村 建彦 (株)名村造船所 代表取締役社長
〃 太田 一紀 三菱重工業(株) 常務取締役 船舶・海洋事業本部長
〃 南部 伸孝 (社)日本造船工業会 専務理事
〃 檜垣 俊幸 今治造船(株) 代表取締役会長
〃 都藤 幸雄 (財)日本海事協会 副会長
〃 岡田 達郎 佐世保重工業(株) 代表取締役社長
〃 福島 義章 (社)日本船主協会 理事長
〃 中西 堯二 (独)海上技術安全研究所 理事長
理事 藤井 弘道 (社)日本船舶品質管理協会 製品安全評価センター所長
〃 南雲 龍夫 (株)サノヤス・ヒシノ明昌 代表取締役会長
〃 山本 孝 (財)日本舶用品検定協会 会長
〃 川上 隆陸 (株)豊橋造船 代表取締役社長
〃 喜多 宏司 (株)新来島どっく 常務取締役 技術統括・船舶造修本部長
〃 有川 彰一 (財)日本船舶標準協会 専務理事
〃 冨久尾義孝 (株)日本海洋科学 代表取締役社長
〃 新谷 功 川崎汽船(株) 代表取締役会長
〃 中島 義雄 ナカシマプロペラ(株) 常務取締役技術本部長
〃 檜垣 榮治 幸陽船渠(株) 代表取締役専務取締役
〃 小葉竹泰則 常石造船(株) 執行役員
〃 林原 光 元尾道造船(株) 専務取締役
〃 南 浩史 (株)大島造船所 代表取締役副社長
〃 大村 靖夫 函館どつく(株) 代表取締役副社長
監事 大石 捷郎 元(社)日本造船工業会 常務理事
〃 高野 恒利 (財)日本海事協会 常勤顧問
〃 植村 保雄 (社)日本船主協会 常務理事
(職名は平成16年8月1日現在)
 
(1)SR: 船舶技術の研究開発
 基盤技術の高度化・効率化、環境保全・省エネルギー対策、ニューコンセプトの創出等の当面する技術課題に関して、次の研究開発を会員と学・官の共同研究として実施しています。
 
(1)大口径機関の信頼性向上と運航経費削減の研究(SR801: 平成14〜16年度)
 大口径の舶用2サイクル舶用ディーゼル機関のシリンダ内に注油する潤滑油は挙動が明らかでないため、常に必要以上の注油が行われていると推察されます。このため、本研究ではシミュレーション等によって各種条件と潤滑油の関係及び挙動を明らかにし、最適な注油条件と注油量等を設定するものです。これによって、高価な潤滑油の注油量を1.2g/pshから0.7g/pshまで低減し、排ガス中の有害成分を約30%低減させる等他国の機関との差別化を図るための研究を行っており、シミュレーションや実船実験を通じて所期の成果を達成しつつあります。
 
[大口径機関の信頼性向上と運航経費削減の研究(SR801)]
[本研究の具体的内容]
 
[成果適用の具体例]
 
(2)先進的海洋・造船塗装の開発研究(SR802: 平成15〜17年度)
 平成14年4月から管理が義務づけられたPRTR(有害物質の排出と移動量の登録制度)は、周辺住民の有害物質使用量開示要求及び環境省の中央環境審議会の動き(平成22年度までに規制を義務づけ)に対応するものです。特に大気に開放して行うことの多い船舶の塗装中のVOC(揮発性有機物質)は、塗料の取扱量が多いこともあって大きな問題です。本研究では、現存する塗料と同等の性能を維持した上で、VOCの使用量が最少となるような海洋・船舶用塗料を開発するとともに、この塗料のための塗装機器を開発することにより塗装作業の効率化と経済性の向上を図るための研究を行います。
 
(3)多量水噴射によるNOx低減技術の開発研究(SR803: 平成15〜17年度)
 2サイクル舶用ディーゼル機関に最大で燃料油の80%に相当する水を添加し、煤塵の発生低減にも考慮しつつ最高燃焼温度を適切に低下させることにより、NOxを平成17年5月19日に発効予定の規制値に比べて80%程度低減(世界最高水準)する機関の開発を目指すものです。しかも、熱効率の低下は3%程度にとどめます。この機関を世界に先駆けて開発することにより他国の機関との差別化を図ることが期待できます。
 
[世界のNOx規制の動向とSR803の数値目標]







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION