日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 政治 > 成果物情報

私はこう考える【公営競技・ギャンブル】

 事業名 組織運営と事業開発に関する調査研究
 団体名 日本財団(The Nippon Foundation  


1999/08/25 毎日新聞地方版
起死回生なるか 6年連続赤字・・・浦和競馬場、閉鎖も視野に瀬戸際の運営/埼玉
 
◇長引く不況の影、基金も取り崩し
◇「枠単」「連単」に活路、売り上げアップ
 長引く不況の影響が、ここそこに影を落とすなか、浦和競馬場も瀬戸際の運営を強いられている。6年連続の赤字により、積み立てていた「競馬事業経営安定基金」も1998年度にすべて取り崩し、赤字は累積する一方となる。G1レース優勝馬も出したこともあり、根強いファンもいる浦和競馬に、明日はあるのか――。
【小松やしほ】
 浦和競馬場は、県と浦和市が出資する一部事務組合「県浦和競馬組合」が運営している。バブル経済の87〜91年度には、年間10億円を超える黒字を続けていたが、92年度に1億2700万円の利益を上げて以来、赤字に転落。収益が上がれば一部を、県と市に納めることになっているが、その配分金さえ95年度から納めていない状況だ。
 同組合の星野剛・総務課長は「公営競技は好不況により波があるが、競馬が一番影響を受ける」と話す。馬のえさ代など馬にかかる費用に加え、世話をするきゅう務員や調教師の人件費など、競艇や競輪など他の公営競技に比べ、必要経費が高いからだ。また、客にサラリーマンが多くなり、一人当たりの購買額が下がっていることも大きい。「言い換えれば、健全なギャンブルになったと言えますけどね」と星野課長は苦笑する。
 ただし、明るい兆しもある。県は「累積を重ねるわけにはいかない」と、同組合を管理する県公営競技事務所に「赤字が続くようであれば、閉鎖も視野に入れる。収支状況をよく見ながら、緊張感を持って運営にあたるように」と指示。その方針を受け、競馬組合は今年7月から、起死回生策として、馬券購入法に、人気の高い「枠番号連勝単式(枠単)」「馬番号連勝単式(連単)」の2方式を導入したところ、わずかながら人気を盛り返してきた。
 星野課長は「お客さんのニーズに応えられる態勢になった」と言う通り、売り上げの4割強は枠単、連単によるものだ。7月の1日平均売上額も、前年度の約3億8800万円から、約5億1800万円と、前年度比33.4%の増となった。8月も前年度比33%増となっている。
 さらに、場外馬券売り場を、新潟と上山(山形)に広げたり、場外で売る日も40日から60日に増やすなどしている。
 こうした策が功を奏してか、今年度の1日平均売り上げは、4月から5開催日連続の前年度比増で、黒字ペース。同組合も「喜ぶのは早い」と気を引き締めつつ、「今年度は少しは累積を減らせるかもしれない」と期待をかけている。
 
 
 
 
※ この記事は、著者と発行元の許諾を得て転載したものです。著者と発行元に無断で複製、翻案、送信、頒布するなど、著者と発行元の著作権を侵害する一切の行為は禁止されています。








サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
57位
(29,244成果物中)

成果物アクセス数
163,716

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2017年12月9日

関連する他の成果物

1.私はこう考える【北朝鮮について】
2.私はこう考える【中国について】
3.私はこう考える【ダム建設について】
4.私はこう考える【死刑廃止について】
5.私はこう考える【天皇制について】
6.私はこう考える【国連について】
7.私はこう考える【自衛隊について】
8.私はこう考える【憲法改正について】
9.私はこう考える【教育問題について】
10.私はこう考える【イラク戦争について】
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から