「えっ, 本当に・・・！」来年4月, 53年ぶりに大改正される結核予防法の内容が, 予想以上に厳しいことを聞き大変な衝撃を受けました。それを受けてか, 今年の「全国一斉複十字シール運動キャンペーン」には例年以上に力が入り, 盛り上がりを見せました。

　開催日は9月11日（土）。宮崎市の中心繁華街にて, 結核予防週間・がん征圧月間及び健康増進普及月間をあわせての街頭キャンペーンを行いました。

　当日は, 熱帯低気圧の影響で早朝から雷を伴う大雨が開催直前まで降り続き, 実施が危ぶまれましたが, 職員の熱意が届いたのでしょうか, 開会の挨拶とともにピタリと雨はやみ, まさかの快晴となりました。県健康増進婦人の会, 宮崎県, 宮崎市, がん克服者団体の方々のご協力を頂くとともに, みやざき花の女王にもお手伝いして頂き, 参加者総勢50名にて, お揃いのはっぴ, Tシャツ, たすきを掛け, 啓発グッズや風船を道行く方一人一人に手渡しながら“結核の制圧, 募金協力”のお願いを呼びかけました。子どもが小さな手に硬貨を握りしめ「がんばってください」と募金をしてくれ, 優しさ, 活動の大切さを教えられた瞬間でした。

　

　

　活気と熱気に満ちたキャンペーンは, 予定時刻前に配布するものがなくなるほど盛り上がり, NHK（夕方のニュース）, 地元民放（昼夕のニュース）, 新聞3社に取り上げられ, テレビのニュースには電光掲示板のシールぼうやも登場するなど, 県民へ大きくアピールした充実したキャンペーンとなりました。

　また, 当支部ではメディアを通して, 結核に対する正しい知識と, 結核対策を広くPRし, 受診率の向上を図る目的で, 結核をテーマとしてケーブルテレビで6回, ラジオにて4回, 当支部の医師及び県健康増進婦人の会会長に出演頂き, 啓発を推進しました。

　平成15年宮崎県の結核罹患率（前年比）が下がったのも, こうした地道な活動, 県をはじめ各関係機関等の取り組みの成果だと改めて思い, 今後も普及啓発に努めていきたいと思います。