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富山県支部
「つくりもんまつり」の賑わいのなかたくさんの参加者で行ったキャンペーン
 
 
保健指導課主任
水野 昌子
 
 当支部では, 9月23日(祝日), 県西部に位置するJR福岡駅周辺の「つくりもんまつり」会場において, 「全国一斉複十字シール運動キャンペーン」を実施しました。
 「つくりもんまつり」とは, 農作物や自然の草花で世相を反映した人物・風景などを作り, 五穀豊穣を感謝する福岡町伝統の庶民芸術祭です。今年はアテネオリンピックの開催に伴い様々な作品が飾られ, たくさんの見物客で賑わっていました。
 当日は, 心配された雨も降らず, 心地よい初秋の風を感じながら, 支部職員7名, 結核予防婦人会員16名, 総勢23名で「結核予防の募金, 複十字シール運動にご協力をお願いいたします」の呼びかけの下, パンフレット等の配布並びに募金活動を行いました。祭のスタッフとしても忙しい地元の結核予防婦人会の皆さんが, たくさん参加してくださり, とても活気づきました。
 マスコットのシールぼうやの立看板横では, 万国旗をあしらった衣装に山高帽子の風船おじさんによる細長いアメリカンバルーンで動物や花を作るパフォーマンスで, キャンペーンをアピールしました。これは子どもたちにとても人気で, 列を作って風船を受け取っていました。中には, わずかなお小遣いのなかから募金してくれた子どもも何人もいました。
 このような私たちの活動は微力かもしれませんが, 「結核は今でも多くの人が感染しており, 決して過去の病気ではない」ということを1人でも多くの方が認識し, 予防や医療機関への早めの受診につながればという思いを込め, パンフレットや救急絆創膏を手渡しました。
 また, その他の行事として, 9月1日から30日まで開催されたがん予防展に併せて結核予防コーナーを設置し, パネル展示と複十字シール募金箱の設置を行いました。
 これらのキャンペーンにより, 募金は思いのほかたくさん集まりました。今後も, 結核の制圧に向けて活動を続けていきたいと思います。
 
「つくりもんまつり」優勝作品
 
お小遣いの中から募金してくれた子どもたち
 
風船おじさんが動物や花をつくって
キャンペーンをPR
 
キャンペーンも無事終了, 安堵の顔







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