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造船労働力
 フィリピンの新造船・修繕船産業は、沖修繕業と小型艇建造事業を除いても、9,819名の技術者・熟練労働者の雇用を生んでいる。その内訳では、熟練工が6,902名で最も多く、次いで事務職が958名、技術職が829名、半熟練工が690名、管理職の440名となっている。
 
第4表
MARINA公認造船所の区分別被雇用者数
2002年12月現在(造船所の人員のみ)
区分 人員数
管理職 440
事務職 958
技術職 829
熟練工 6,902
半熟練工 690
9,819
出所:MARINA造船監督局
 
造船所の経営状況
新造船部門
 2002年にフィリピンでは、国内船主向け、輸出向け合わせて、様々な船種、船型の船舶358隻、推計231,562.65GTの船舶が建造された。
 
第5表
2002年国内建造船の船種別隻数と合計トン数
船種 国内船 輸出船
隻数 合計GT 隻数 合計GT
旅客フェリー 2 101.66 - -
タンカー 1 4,500.00 - -
一般貨物船 20 1,245.17 - -
撒積船 - - 7 212,800.00
陸揚用運送舟艇 - - - -
陸揚用機動舟艇 - - - -
バージ 4 3,312.99 - -
漁船 148 5,917.73 - -
タグ 3 63.49 - -
巡視艇 1 1,500.00 - -
高速艇/スポーツ艇 - - - -
アルミ艇 - - - -
レジャー用ヨット - - - -
バンカ(小艇) 170 2,116.54 - -
その他 2 5.07 - -
合計 351 18,762.65 7 212,800.00
出所:MARINA造船監督局
 
修繕船部門
 一方、フィリピンの修繕船部門にとって、市場の前途は明るい。修繕船事業は今日なお、造船所の活動の中心をなしている。内航・外航船隊の平均船齢と内航荷動きの伸びからすれば、修繕船サービスの需要は高い。2002年に国内の造船所で修繕、その他入渠工事を受けた総隻数は1,035、うち879隻が国内船、156隻が外国船で、それぞれの合計トン数は489,498.09GT、3,169,584.30GTとなっている。
 
第6表
2002年に国内で修繕等、入渠工事の対象となった隻数、合計トン数、船種別
船種 国内船 輸出船
隻数 合計GT 隻数 合計GT
客船 145 204,576.66 2 807.00
タンカー 21 21,716.24 14 97,365.62
一般貨物船 154 105,994.63 40 197,204.30
撒積船 - - 42 2,395,605.00
鉱石専用船 - - - -
コンテナ船 5 18,435.80 16 240,948.00
家畜専用船 - - 1 1,259.00
プロダクト船 - - 1 4,182.00
冷蔵船 - - 14 95,455.00
木材専用船 - - 2 30,897.00
自動車専用船 - - - -
バージ 60 57,177.70 - -
漁船 367 44,064.03 13 6,380.00
タグ 97 12,703.78 3 1,205.88
その他 30 24,829.28 8 98,875.00
合計 879 489,498.09 156 3,169,584.30
出所:MARINA造船監督局
 
鋼船現況統計報告、2001年
 
一般貨物船
船型 船齢(年)
0-5 6-15 16-25 26-35 36-45 46-55
500GT-999.99GT 46 36 49 11 1 0 143
1,000GT-5,000GT 5 17 30 28 4 1 85
5,000GT超 2 1 2 0 0 0 5
53 54 81 39 5 1 233
 
タンカー
船型 船齢(年)
0-5 6-15 16-25 26-35 36-45 46-55
500GT-999.99GT 9 10 7 4 0 1 31
1,000GT-5,000GT 11 3 25 5 2 2 48
5,000GT超 0 0 0 0 0 0 0
20 13 32 9 2 3 79
 
液体貨物運搬船
船型 船齢(年)
0-5 6-15 16-25 26-35 36-45 46-55
500GT-999.99GT 2 3 1 1 0 0 7
1,000GT-5,000GT 1 0 0 0 0 0 1
5,000GT超 0 0 0 0 0 0 0
3 3 1 1 0 0 8
 
LPG運搬船
船型 船齢(年)
0-5 6-15 16-25 26-35 36-45 46-55
500GT-999.99GT 0 0 1 0 0 0 1
1,000GT-5,000GT 1 0 0 0 0 0 1
5,000GT超 0 0 0 0 0 0 0
1 0 1 0 0 0 2
 
 MARINAが実施した2000年国内船隊現況調査によると、同年に稼動中の鋼製漁船の隻数は1,002であった。うち591隻は100GT未満で、399隻は100GT〜1,000GTの範囲に属する。船隊の約半分は国内建造船で500GT〜1,500GT、その他は日本からの輸入船である。
 
漁船
船型 船齢(年)
0-5 6-15 16-25 26-35 36-45 46-55
100GT未満 147 194 150 96 3 1 591
100GT-499.99GT 14 21 125 181 24 9 374
500GT-1,000GT 0 6 9 10 0 0 25
1,000GT超、但し
3,000GT未
0 1 5 5 1 0 12
1
161 222 289 292 28 10 1,002
 
域内新造船船種別平均船型、2000年現在(単位GT)
船種 日本 中国 インドネシア 韓国 マレイシア フィリピン タイ
全船種   14,690         405
客船         105 660  
乾貨物 33,177            
一般貨物         1,571 1,508  
撒積     30,000 19,200 23,675 20,550  
コンテナ     8,986 35,073 12,678    
タンカー 50,218   6,611 29,898 6,633 660  
LPG/LNG     3,800   40,781    
バージ/LCT           419  
漁船     300     15  
その他 11,500     50,323 1,027 25  







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