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I 造船業の現状及び施策
I-1 造船業の現状
 2003年4月1日現在、日本の造船事業者数(修繕事業を含む)は、1,156あり、そのうち500総トン以上又は長さ50m以上の船舶を建造又は修繕することができる事業者数(許可事業者数)は253である。
 一方、設備の基数別でみると、500総トン以上の船舶を建造することができるドック又は船台は177基あり、そのうち10万総トン以上のものは12基である。また、500総トン以上の船舶を修繕することができるドックは185基あり、そのうち10万総トン以上のものは13基である。(表I-1参照)
 造船業に従事する従業員は、2003年4月1日現在で造船所従業員数約4.4万人、下請従業員数約3.4万人、合計約7.8万人となっている。これはピーク時である1974年12月末の約27.4万人の28.5%にあたる。(表I-2参照)
 2002年度の新造船受注量(国土交通省建造許可ベース)は、11,171千総トンと前年度に比較して9.4%の減少となった(表I-3)。
 また、2002年度の新造船建造量は、11,732千総トンで前年度と比較して2,5%の減少となった。2003年3月末現在の我が国の新造船手持ち工事量は、15,407千総トンで、前年度に比較して5.9%の減少となった(表I-4、表I-5参照)。
 ロイド造船統計によれば、2002年の日本の新造船受注量は、12,944千総トン(世界の42.3%)、建造量は、11,957千総トン(同35.8%)、2002年末の手持ち工事量は、23,988総トン(同32.0%)であった(表I-6参照)。
 
表I-1 造修設備基数
(2003.4.1現在)
造船及び修繕能力区分
(GT)
造船設備
(船台・ドック)
修繕設備
(修繕ドック)
500 - 4,999 107 97
5,000 - 29,999 34 51
30,000 - 99,999 24 24
100,000- 12 13
177基 185基
 
表I-2 造船業従業員数
(単位:千人)
区分 2000.4.1 2001.4.1 2002.4.1 2003.4.1
造船所従業員数 50 48 46 44
下請従業員数 33 33 33 34
合計 83 81 79 78
(注)国土交通省海事局造船課調べ
 
表I-3 新造船受注実績
(単位:隻、千総トン)
(注)1. 2,500総トン以上又は長さ90m以上の鋼船。
   2. 表の数値は、四捨五入の関係で末尾が合わない場合もある。
 
表I-4 新造船手持工事量
(単位:隻、千総トン)
(注)2,500総トン以上又は長さ90m以上の鋼船。
 
表I-5 新造船建造実績
(単位:隻、千総トン)
(注)2,500総トン以上又は長さ90m以上の鋼船。
 
表I-6 世界の新造船工事状況
(注)1. ロイド統計から作成。
   2. 100総トン以上の船舶を対象。
   3. 単位:千総トン。
   4. ( )内はシェア(%)。
   5. 四捨五入の関係により、末尾の数字が合わない場合がある。







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