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3 試験方法等
(1)調査ラインは図IV-3.6に示す滑走路上に設置し、調査ライン上に調査紙を1m間隔で21枚置き、バットを滑走路センターライン上及びセンターラインから左右10mの3箇所に設置した。
 調査紙及びバットの配置を図IV-3.7及び写真IV-3.10に示す。
(2)各バットに上部まで水を張った。
(3)表IV-3.2に示した実験番号に基づき、回転翼機は滑走路のセンターライン上を飛行して水を散布した。
(4)水散布は調査ラインの50m手前の位置で開始し、調査ラインから50m通過した位置で終了した。
 調査ライン及び散布開始・終了位置を図IV-3.6に、調査ライン付近の状況を写真IV-3.13、14に示す。
(5)計測は回転翼航空機が調査ラインの上空を通過した時に調査紙がダウンウオッシュにより移動する状況及び各バット内に張った水のオーバーフローの有無及び水面の挙動・変位を目視で観測するとともに、滑走路センターラインの右側10mに設置したバットの水表面をビデオ撮影した。
(6)パイロットは機内において機体前面ガラスへの水粒子の付着状況について観測した。
(7)計測は調査紙の移動状況及び各バット内に張った水のオーバーフローの有無及び水面の挙動・変位を観測し、ダウンウオッシュの影響が観察された場合は高度を19mに上げて同じ散布速度により調査を実施した。ダウンウオッシュの影響がない場合は高度を9mに下げて同じ散布速度により調査を実施した。
 バット内に張った水のオーバーフローの状況を写真IV-3.15に示す。
 
 
図IV-3.7 調査紙及びバットの配置図
 
写真IV-3.10 調査紙及びバットの配置
 
 
 
写真IV-3.13 調査ライン付近の状況
 
写真IV-3.14 調査ライン付近の状況(上空より)
 
写真IV-3.15 バット内に張った水のオーバーフローの状況







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