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国際海事情報シリーズ76 タイ国におけるフェリー網整備に関する調査

 事業名 造船関連海外情報収集及び海外業務協力事業
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


4-3-3 貨物の動き
 国内で生産され貿易の対象となる製品/貨物はタイから外に出るもの、タイに入ってくるものがある。これらの製品/貨物の輸送モード別の地域間移動と地勢的な分配について次に説明する。
 
(1)道路輸送
 表4-6は道路貨物輸送の発送地及び目的地についてまとめたものである。幾つかの区間では明らかに海運では競争できない地域がある。例えばバンコク〜北部県、北東部県間などである。道路貨物全体の約54%を占めている。
 他に海運が道路輸送の一部に変わる可能がある地域がある。可能性のあるルートはバンコク〜バンコク近辺地域、東部県域、西部県域、南部県域である。
 更に、海上輸送の距離が道路輸送の距離よりかなり短い区間があり、このような区間では沿岸輸送を選択することが自然であると思われる。これらは主に西部及び南部県からバンコク及び東部沿岸地域区間である。一方バンコクから東部沿岸地域へは海運にとって優位性を保つことは難しい。
 双方を合わせると、道路貨物全体の41.4%となる。この中で西部県域からバンコク及びその周辺地域への貨物輸送が最も重要である。
 
(2)鉄道輸送
 表4-7は積地及び仕向地毎の鉄道輸送貨物量を示している。総鉄道貨物の41%以上がコンテナ輸送であり、これはRO-RO船による輸送に非常に適していることがわかる。しかしこれらの輸送距離は短く、沿岸輸送を使用することによって距離が更に短縮される可能性がないため、このルートの貨物が鉄道から船舶に移行する可能性は少ない。
 次に重要なのは、バンコクとその近郊及び北部や北東県の内陸部との間のルートである。明らかに、これらのルートでは沿岸海運は代替策とはならない。従って、残りは比較的輸送量の少ない南部と西部間のルート、及びバンコクと東部沿岸都市間のルートだけであるが、これらのルートにおける全ての輸送貨物を合計しても、100万トンあまりにしかならない。
 
表4-6: 2000年の積地及び仕向地別道路貨物輸送
積地 仕向地
バンコク
及び周辺
北部 北東部 中央 東部 西部 南部 合計
千トン
バンコク及び周辺 9,822 25,984 9,565 4,367 8,623 10,592 7,955 76,908
北部 13,174 41,910 92 10,279 1,150 2,632 396 69,634
北東部 10,558 539 24,612 3,852 5,837 1,587 378 47,363
中央部 31,158 8,343 2,969 18,194 5,234 1,926 1,941 69,764
東部 36,717 1,634 2,946 590 22,310 662 778 65,637
西部 25,428 569 477 736 448 17,948 496 46,101
南部 4,192 124 169 104 417 142 17,421 22,570
割合(%) 32.9% 19.9% 10.3% 9.6% 11.1% 8.9% 7.4% 100%
合計 131,050 79,103 40,830 38,121 44,019 35,489 29,364 397,976
備考:網掛け欄は道路輸送に変わって一部RO-ROフェリーによって輸送が可能なルートを示す。これらの対象地域の総道路輸送貨物量は164,660,000トン又は全貨物量の41.4%である。
 
表4-7: 2000年の積地及び仕向地別鉄道輸送貨物量
積地 仕向地
バンコク
及び周辺
北部 北東部 中央 東部 西部 南部 合計
千トン
バンコク及び周辺 3 6 29 10 1,919 43 26 2,037
北部 886 11 0 1 686 2 23 1,610
北東部 4 1 3 2 0 2 127 138
中央部 917 355 553 0 113 5 137 2,079
東部 1,796 621 662 0 2 0   3,080
西部 68 18 6 0 0 1 12 105
南部 40 3 3 10 - 19 46 121
合計 3,714 1,014 1,256 23 2,721 72 371 9,170
備考:網掛け欄は鉄道輸送に変わって一部RO-ROフェリーによって輸送が可能なルートを示す。しかし、主にコンテナ輸送を行っているバンコク〜東部間以外の貨物量は極めて少ない。
 
表4-8: 2000年の沿岸海運による港及び品目毎の揚荷、降荷量
(拡大画面:75KB)
 
(拡大画面:72KB)
出典:Department of Customs







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