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11. 金陵船廠
(Jinling Shipyard)
所在地:江蘇省南京市燕江路55号
Address: 55 Yanjiang Road, Nanjing City, Jiangsu Prov.
郵便番号:210015
Tel: 025-878-5115
Fax: 025-878-1075
E-mail: jinling@jl-shipyard.com.cn
 
資本形態:大型国有企業
創立: 1952年
業務内容:油槽船、化学薬品運搬船、貨客船、コンテナ船、RO/RO船、5万DWT浮ドック、潜水船、作業船、鉄鋼構造物の建造。
会社概要:長江航運集団傘下の新造船・船舶修繕の大型中堅企業。貿易権を持ち、中国税関承認の保税造船所となっている。
法人代表:馬必海
董事長:
廠長:馬必海
従業員数:2,427人
敷地面積:30万m2
 
施設概要
シンクロリフト:8(建造場)
シンクロリフト(作業場、クレーン能力):
(4.6万m2、60t×3、10t×2、5t×1)横進水(東側)
(2.6万m2、70t×1、60t×1、16t×1、10t×1、5t×1)横進水(西側)
艤装岸壁(クレーン能力):320m(15t×1、25t×1)、135m、60m、60m
 
実績(船舶部門)
  2000年 2001年 2002年
受注(万DWT/隻) 12/6(-) 13/6(-) -/-(-)
竣工(万DWT/隻) 7.7/19(8位) 4.1/6(-) 9.8/10(10位)
手持(万DWT/隻) 17/8(-) 17/9(-) 38.3/16(-)
生産額(億元) 6.64(9位) -(-) 9.4(9位)
輸出額(億元) 6.21(7位) 4.22(8位) 87.7(-)
 
財務(2001年)
登録資本金:0.5億元(7.7億円)
売上高:6.3億元(97億円)
当期純利益:293万元(4,492万円)
固定資産:2.2億元(34億円)
売上総利益:4,612万元(7.07億円)
 
11.1 企業概況
11.1.1 沿革
1952年 「金陵船廠」として創立。
1952〜1957年 この時期の主要業務は船舶修繕。
1958〜1986年 船舶の修繕及び新造船を同時に行い、次第に主要業務を新造船に転換。
1987〜2002年 内河、国内船の建造から遠洋、輸出船の建造に転換。
1999年 中国船級協会からISO9002の認証を取得。
2001年9月 金陵船廠、江東船廠、青山船廠、宜昌船廠、金陵船廠社員持ち株会が共同出資し、「江蘇徴真江船廠」を合併して、金陵船廠がマジョリティーの「江蘇金陵船舶有限責任公司」が正式に成立。
2002年11月 エアバス中国公司向けRO/RO船1隻を受注。A380超大型飛行機部品の輸送に使用。
 
11.1.2 経営者及びその経歴
 
表11-1: 董事長の経歴
名前 馬必海
役職 廠長
性別
生年月日 1942年
学歴 大卒
職歴 期間 勤務先 役職
  1969年〜1988年 金陵船廠 技術者、副廠長
  1988年〜現在 中国長江航運集団金陵船廠 廠長
 
表11-2: その他主要責任者の名前及び職務
名前 役職
克富 副廠長
董裔涛 総経済師
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
 
11.1.3 従業員構成
 
図11-1: 従業員構成図(2001年12月31日現在)
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
 
 従業員総数は2,427人で、うち大学以上の学歴をもつ従業員は328人である。
 技術者は313人で、従業員総数の13%
 管理職の従業員は684人で、従業員総数の28%
 
11.2 会社組織
11.2.1 会社組織
 
図11-2: 会社組織図
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
 
11.2.2 関連企業
 
表11-3:主要関連企業の名称及び会社概要
関係 関連企業 会社概要
親会社 中国長江航運集団公司 1984年に創立。国務院の承認した国家大型企業集団55社の一つであり、長江での運送業務を行う。保有船は3,000隻以上で年間貨物運送量8,000万tの中国内河最大の海運会社である。
集団内に30万DWTの造船能力、5,000DWTの各種船舶、デイーゼルエンジン部品の製造・修理能力を有する長江有数の総合船舶企業である。
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
 
11.2.3 政府との関係
 南京市政府及び国家政府機関との関係は比較的に良い。政府から一部補助金あり。
 調達部門(物質所)は政府と関係なく、基本的に独自に調達を行っている。







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