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4. 北九州市へ産業廃棄物を搬入している地域
 「北九州における広域廃棄物処理・リサイクル拠点整備計画調査 第2回WG資料」(平成14年12月)などにより、北九州市へ産業廃棄物を搬入している地域をまとめた。
 
(1)北九州市への産業廃棄物を搬入している地域
・北九州市へ産業廃棄物を広域搬入(中間処理および最終処分を目的とした搬入)している地域としては、中国、九州、関東、近畿が多く、4地方で9割を超える。
・東北以東からの広域搬入はほとんど見られない。
 
表−参3.5 北九州市へ産業廃棄物を広域搬入している地域(平成13年)
地域 搬入量(t) 割合
中国 190,334 28.5%
関東 154,662 23.2%
九州 159,756 23.9%
近畿 116,192 17.4%
四国 22,731 3.4%
中部 15,507 2.3%
北陸 7,533 1.1%
北海道 385 0.1%
合計 667,100 100.0%
資料:「北九州における広域廃棄物処理・リサイクル拠点整備計画調査 第2回WG資料」(平成14年12月)
 
図−参3.3 
北九州市へ産業廃棄物を広域搬入している地域(平成13年)
資料: 「北九州における広域廃棄物処理・リサイクル拠点整備計画調査 第2回WG資料(平成14年12月)
 
(2)輸送手段
・北九州市へ産業廃棄物を広域搬入する場合の輸送手段は、船舶利用が最も多く、約6割を占める。
・ガラス等くず、がれき類、ばいじん、汚泥、金属くず、鉱さい、燃え殻、浚渫土の輸送には、船舶を利用する場合が多い。
・紙くず、動植物性残さ、廃アルカリ、廃プラスチック、廃酸、廃油、木くず、特別管理廃棄物の輸送には、自動車を利用する場合が多い。
・自動車の中では、トラックを利用する場合が最も多いが、廃アルカリ(特別管理廃棄物含む)、廃酸(特別管理廃棄物含む)、廃油(特別管理廃棄物含む)の輸送にはタンクローリーを利用する場合が多い。
・鉄道の利用はほとんどなく、特別管理廃棄物のがれき類、特別管理廃棄物の汚泥のみである。
 
表−参3.6 輸送手段別の広域搬入状況(平成13年)
資料: 「北九州における広域廃棄物処理・リサイクル拠点整備計画調査 第2回WG資料」
(平成14年12月)
 
図−参3.4 輸送手段別の広域搬入状況(平成13年)
資料: 「北九州における広域廃棄物処理・リサイクル拠点整備計画調査 第2回WG資料」(平成14年12月)
 
表−参3.7 品目別輸送手段別の広域搬入状況(平成13年)
(単位:トン)
資料: 「北九州における広域廃棄物処理・リサイクル拠点整備計画調査 第2回WG資料」(平成14年12月)
 
資料: 「北九州における広域廃棄物処理・リサイクル拠点整備計画調査 第2回WG資料」(平成14年12月)
 
(3)搬入地域別の輸送手段
・九州、北海道以外の地域から広域搬入する場合、船舶を利用する割合が高い。特に、関東、近畿、四国においては、9割以上が船舶輸送である。
・九州からの広域搬入の場合、自動車を利用する割合が高い。
・鉄道を利用した広域搬入は、北海道からの搬入の場合にのみ利用されている。
 
表−参3.8 地域別輸送手段別の広域搬入状況(平成13年)
(単位:トン)
資料: 「北九州における広域廃棄物処理・リサイクル拠点整備計画調査 第2回WG資料」(平成14年12月)
 
資料: 「北九州における広域廃棄物処理・リサイクル拠点整備計画調査 第2回WG資料」(平成14年12月)
 
図−参3.5 北九州市へ広域搬入している都道府県の主な輸送手段
資料: 「北九州における広域廃棄物処理・リサイクル拠点整備計画調査 第2回WG資料」(平成14年12月)







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