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ソフトトレーニング
B&G AQUA MOVEMENT
ライフサポート運動プログラム
ソフトトレーニングプログラムII
■プログラム構成
<水中バランス>
浮力などで不安定になる姿勢を、安定させるバランス感覚や調整力などをトレーニングするプログラムです。水中と陸上で状況は異なりますが、日常生活の中で転びそうな時など、体のバランスを崩した時に体を支え立ち直らせる感覚を水中で体験します。
 
<肩・上腕の運動>
関節の可動域が低下している方でも無理なく、安全に肩関節や上腕をトレーニングできるプログラムです。水中で行うことで、関節にかかる衝撃が抑えられます。
 
<足の運動・立位>
足の筋力や股関節など、下肢のトレーニングです。水中で行うことにより、筋肉が弛緩しやすく、関節の可動域が大きくなります。水の抵抗を利用するため、個々の体力に応じたトレーニングを効果的に行うことができます。
 
<移動ジャンプ>
浮力や抵抗を利用して、陸上では実施しにくい動作を行います。アクア編Iで経験したジャンプを、アクア編IIでは腹筋を意識し、移動しながら行うことで運動量を確保します。
 
<ビート板トレーニング>
腕の筋力をトレーニングするプログラムです。ビート板を使うことで、浮力や抵抗を利用した負荷量を活用することができ、参加者が負荷を実感しながら運動することができます。
 
■注意事項
・各動作は、負荷が大きいのでゆっくり大きく行う
・体温が下がらないように注意する
 
ソフトトレーニングプログラム
水中バランス
ねらい 水中でバランストレーニングをする
動作 内容 ポイント
<基本姿勢> (1)肩幅に足を開き、膝を曲げて肩まで水に入る
(2)背筋を伸ばし、両腕を肩の高さに水平に上げる
(1)床に足の裏がしっかりついていることを意識して行う
(2)全身の力を抜く
1 水中バランス (1)基本姿勢をとる
(2)手首を曲げて指先を天井や床に向ける
(1)全身の力を抜く
(2)指先の方向で、水中での体のバランスが変化することを確認する
指先の方向が天井:後ろに倒れる
指先の方向が床:前に倒れる
2 バランス崩し (1)2人組になる
(2)1人は基本姿勢でバランスを維持し、もう1人はその周囲で相手の体に触らないでバランスを崩す
(例:基本姿勢の人の周囲を歩いて水流をつくる、手で波をつくる、水を押して水圧をかける)
(2)基本姿勢でバランスを維持する人は、1の動作を活用し、船の舵をとるように指先の方向を変化させてバランスが崩れないようにする
足の裏を意識して床につけ、重心移動をスムーズにできるようにする
バランスを崩す人は、相手の顔に水をかけないように注意する
バランスが維持できる人は、3人組で行う
例:基本姿勢・・・1人
基本姿勢を崩す・・・2人
3 ジグザグ歩行 (1)1m程度の間隔をあけ、基本姿勢で直線上に並ぶ
(2)先頭の人から順に、並んでいる人の間をジグザグに歩く
(3)最終尾の人を越えたら、1m程度の間隔を空けて並ぶ
(1)直線上に横向きに並ぶ
(2)2の活動を馬跳び遊びの要領でゲーム的に実施する
AST-5
 
<注意事項>
・各動作を確認しながら行う
 
<負荷量>
・運動時間は5〜10分程度
 
1−(1):基本姿勢
 
1−(2):指先を天井に向ける
 
1−(2):指先を床に向ける
 
3:ジグザグ歩行







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