日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 政治 > 成果物情報

私はこう考える【教育問題について】

 事業名 組織運営と事業開発に関する調査研究
 団体名 日本財団(The Nippon Foundation  


2002/03/03 産経新聞朝刊
【主張】男女混合名簿 「要らぬ努力」ではないか
 
 最近、男女混合名簿を導入する学校が増えている。「男女平等教育」の一環ということらしい。だが、こんなことに力を入れる前に、もっとほかにやるべきことがあるのではないか。
 男女混合名簿は、クラスの名簿を男女別にせず、五十音順や生年月日順などで出席をとるやり方である。「君」付けをやめ、男女とも「さん」付けで呼ぶケースが多い。この運動を進める日教組の調査によると、平成十二年度の実施率は全国で54%に達したという。東京都や千葉県など首都圏では、教育委員会までが組合と一緒になって、混合名簿の導入を呼びかけている。
 これは、社会的につくられたとされる性差別をなくそうというジェンダーフリーの思想からきた運動である。それまでは、男女別に出席をとり、男子を「君」、女子を「さん」付けで呼んでいた。これがなぜ、男女差別につながるのか。だれも疑おうとしない。
 国会では平成五年夏から三年間、衆院本会議で「君」呼びが消えた。当時の土井たか子議長(現・社民党党首)が男女の別なく「さん」呼びしたからだ。学校で男女とも「さん」付けで呼ぶ風潮が強まったのは、この影響とも思える。その後、男性議長に交代し、「君」付けが復活した。学校だけがなおも土井流の呼び方を普及しようとしているのは、奇妙な現象である。
 学校によっては、運動会で男女混合の騎馬戦や駆けっこが行われている。しかし、スポーツは男女別が原則だろう。男子と女子は生まれつき、身体的にも生理的にも異なっている。それを無視して一緒に競わせることが公平な競争とは思えない。
 東京都の外郭団体「東京女性財団」が親や教師向けに作った啓発用の冊子「ジェンダーチェック」には、「女の子はしとやかに、男の子はたくましく育てる」「『女のくせに』とか『男のくせに』と叱ることがある」といった設問が並ぶ。「はい」が多いと、「前世紀の遺物」「生きる化石」などと採点される。東京では、この「男らしさ」「女らしさ」にまで目くじらを立てる思想が教育現場に浸透している。
 きょう三日は桃の節句。女の子のいる家では、雛(ひな)壇を設けて雛人形を飾る祝いの日である。女の子は女のたしなみを覚え、女らしく育ってほしい。


 
 
 
 
※ この記事は、著者と発行元の許諾を得て転載したものです。著者と発行元に無断で複製、翻案、送信、頒布するなど、著者と発行元の著作権を侵害する一切の行為は禁止されています。





サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
11位
(29,202成果物中)

成果物アクセス数
495,932

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2017年10月14日

関連する他の成果物

1.私はこう考える【北朝鮮について】
2.私はこう考える【中国について】
3.私はこう考える【ダム建設について】
4.私はこう考える【死刑廃止について】
5.私はこう考える【公営競技・ギャンブル】
6.私はこう考える【天皇制について】
7.私はこう考える【国連について】
8.私はこう考える【自衛隊について】
9.私はこう考える【憲法改正について】
10.私はこう考える【イラク戦争について】
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から