ヒアリング実施日 |
H14.9.27 |
属性 |
年齢 |
40 |
性別 |
男 |
1. 障害の状況等について |
感音性難聴、5歳
3級 |
2. 鉄道の利用状況について |
新宿駅(難聴協会にいくため)
JR線 地下鉄都営新宿線 週2回 |
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について |
・時間、乗換方法等をパソコンや携帯電話のソフト(駅すぱあと等)を使って調べている。
・困っているのは、電車が止まってしまった時などの情報がないということである。 ・携帯電話の中に緊急災害情報を流すシステムがあり、電車が止まった時とか何か事故があった時の情報が入るようにはなっているが、全部の情報が入るわけではない。 |
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について |
|
(1)駅構内(改札口付近) |
・券売機について、スムーズに買えるときは特に問題は無いが、例えばお金が詰まった時とかにボタンを押すと、券売機の裏側から係員が何か言ってくるが聞こえない。私達難聴者は2m位離れると相手の声が非常に聞きづらいので、出来れば見えるところまで出てきて対応して欲しいと思う。
・券売機で障害者割引の切符を購入する際、ボタンを押すと、障害者手帳を付けてくださいというアナウンスがあるらしいが、全く聞こえない。 ・自動改札機にスイカを通したときに、ピッと音が鳴るらしいが聞こえないので、通れるのかどうか判断しにくい。 |
(2)ホーム上 |
・電車のドアが閉まるときに「飛び乗りはやめて下さい」というアナウンスが流れるらしいが、聞こえないのでドアが閉まるタイミングがわからない。
・ホームの端を歩いていたときに、列車の接近に気づかなくて危険な思いをしたことがあった。電光表示で列車が接近していることを表示していたが、下を見て歩いていたため気付かなかった。できればホームの端に列車が近づいていることを知らせてくれる警戒信号みたいなものがあると良い。 |
(3)車両内 |
・電車の中で寝てしまったときなどに、パッとみて到着駅が判断できるように、ホームの色で判断できるようにして欲しい。 |
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について |
・事故等のトラブルの時に、駅の中に入れば電光表示があって何が起こったがわかるが、できれば中に入る前に分かるように改札口付近にも電光表示をつけて欲しい。
・事故があった場合に、電光表示に情報が流れないと何が起こったのかわからない。 ・電車が事故等で止まってしまったときに、車両内でも情報がわかるように文字情報で案内してほしい。 |
6. 総合的な評価について |
・電車の種類が階段やホームの色で分けられていると、わかりやすいので乗換えが楽である。
・電車の中で携帯を使っていたら怒られたことがあるが、携帯メールによる情報収集は重要なので、メールが使える車両があると良い。 ・ブルートゥースという技術を使って、危険事故情報などを携帯に送ってくれるシステムがあると良い。 |