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TC8の戦略対応に関する基礎調査報告書

 事業名 ISO/TC8幹事国業務
 団体名 日本船舶標準協会 注目度注目度5


SC9/09.13
提案予定国際規格の調査・分析結果
項目タイトル IMO規則又は議題
船舶の操縦性基準
IMO−LINK−No.
又は審議報告NR52
ISO/TC8規格名等
(タイトル)Standards for maneuverability
(規格の特性)設計基準、設計指針、試験検査基準
審議番号又は
担当分科会
TC8/SC9
IMO規則内容
又は審議事項
 〈規則内容)
 「船舶の操縦性に関する基準」MSC76決議(DE45/27para.3.15&annex3;2002年)概要
(1)長さ100m以上の舵付き船舶に対し、適用(2)基準は、旋回能力(縦距4.5L未満、旋回圏は5L未満)、初期旋回能力(トラックリーチ2.5L未満、10°舵角で10°の変針)、停船能力(15L未満但し、大型船の場合20Lを限度として官海官庁の判断に委ねられる。)
針路保持能力(・10°/10°ztestの1次オバーシュート角は10°<L/Vが10秒未満のとき>、20°<L/Vが30秒以上のとき>、その中間は直線比例2次オーバーシュート角は25°<L/Vが10秒未満のとき>、40°<L/Vが30秒以上のとき>、その中間は直線比例
・20°/20°z試験の1次オーバーシュート角は25°を超えないこと。
 (注)上記太字は暫定基準からのMSC76決議における変更箇所
 (審議事項)
 ‘93年に採択された暫定基準<A751(18)&MSC/Circ.644>について日本の改正提案(MSC71;‘99年)を受けて、‘02年を目標に改正作業することとなった。DE44(‘01年)において上記基準のうち、(1)舵面積(2)トリム表示(3)幅、長さ、喫水、L/B、B/Tについて追加資料が必要で、DE45(02.3)においてDE44/WP3案についてWGで再検討することとなった。なお、DE44/4/2で韓国、DE44/4日本の改正提案が提出されている。日本は10°/10°z試験の2次行き過ぎ角、20°/20°z試験の行き過ぎ角、大型船の停船能力の3点について再検討の要ありとしていた。その結果DE45で審議、基準案及び解説案がまとめられ、MSC76(02.11)で決議及びサーキュラーとして承認された。但し、MSC76において日韓作成の巨大船の停止性能規準などに関する提案(MSC76/WP6)についてはDEで将来再検討することとなった。(02.11現在)
ISO規格内容
又は提案事項
 1.国際規格の必要性(IMOへの貢献):
 Amoko Cadiz号、Exxon Valdez号などの大型船の重大事故から、IMOでは船舶の安全、環境の保全のため、操縦性能に対する重要性が認識され、検討されA751(18)暫定基準(5年間)が定められたもので、その見直しが行われていたが、この度MSC決議として採択された。これを受けてISOとしてもIMOの操縦性能要件に対し、操舵装置を含むシステムとして標準化(性能要件を具体的な装置などの規格化)できるものがあれば、そのシステムの品質、性能向上に資することとなり、メーカー、造船所、船主に貢献できることとなる。
2. 国際規格の市場適合性(関係業界のベネフィット):
 操縦性能に係る国際規格があれば、造船所や機器メーカーとしてもIMO基準に応じた製品、システムを提供でき品質の共通化、安定化につながる。
3. 提案すべき国際規格の内容:
 Standards for ship maneuverabilityとしてTC8/SC9において提案されている。IMOは性能要件であるから、これの具体的な規格化を検討し、標準化することが必要ではないかと思われる。
4. 希望優先順位:
 やや急ぐ。IMO基準が具体的に決議されたので、制定に遅れないよう標準化する。
関連資料 IMO:資料−1
MSC Resolution MSC.137(76):
Standards for ship maneuverability

IMO:資料−2
MSC/Circ.1053:
Explanatory Notes to The Standards for Ship Maneuverability
関連国際規格として提案すべき項目と恩恵:
 IMOの操縦性能要件に関しこれを国際標準とする必要があるが、上述のようにメーカー、造船所の立場から設計指針となるような具体的な標準化が望まれる。当面各メーカ、造船所が経験に基づき(あるいは模型試験により)設計することとなるが、リスクも大きいものとなるので、標準化が望まれる。
その他の意見:

備考:(参考)各国政府の基準への対応
(1)米国は、33CFR157の#157.445によると、米国水域に入港する5千トン以上のダブルハルでないタンカーで「原油、石油製品、それ以外の油、動植物油」を運ぶ船舶は、97年以降IMOA751(18)の操縦性試験を実施したことを証明する証明書を保持するよう要求している。
(2)リベリア政府は、IMO A601(15)により、本船のパイロットカード、船舶の要目及び操縦性能の詳細を記載した操船パンフレットを船上に備え付けることを推奨しており、新造船にはそれの確認が行われている。
 新しいIMO基準についても同様な措置がとられるものと思われる。
 
 
SC9/09.14
提案予定国際規格の調査・分析結果
項目タイトル IMO規則又は議題
船舶海洋機器に関する人間工学的設計
Human engineering design of marine systems、equipment and facilities
IMO−LINK−No.
又は審議報告
IMO−1ink−
ISO/TC8提案規格名:
船舶海洋機器に関する人間工学的設計ガイドライン
規格の種類:一般原則、解析手法
審議番号
又は担当部会
TC8/SC9
IMO規則内容
又は審議事項
 IMOにおける人間因子(Human element)関連の審議は、MSC及びMEPCにおけるRole of human element議題として、主にワーキンググループにより行われている(MSC75/WP.10 参照)。その中で、船員の疲労に関する問題(MSC/Circ.1014)、航海船橋の配置(MSC/982及びISO 8468)、機関室の配置(MSC/Circ.834)、その他多くの操作系統、表示系統等様々な分野について検討がなされている。また、LSAコードに規定された個人用救命具(救命胴衣、イマーションスーツ等)の着用時の快適性、作業性等の客観的な評価方法が求められているが、今の所、適当な評価方法が見あたらず、今後の課題とされている。
ISO規格内容
又は提案事項
1. 国際規格の必要性
 ISOにおいてはTC8以外にISO/TC159(Ergonomics、人間工学)において、人間工学的な設計、評価に関するISO規格作りが進められており、包括的な分野に対する多くの規格が発行されている(表1規格概要参照)。その中の一部の規格は、すでにIMO文書に引用されているが、TC159の成果が十分に生かされている状況ではない。IMOの方向付けに従い、TC8とTC159の連携が必要と考える。
  船舶海洋の分野に適用するためには、それなりの適用方法、解釈、説明等の作業が必要と思われ、TC8主導として一般原則及び解析手法等について今後規格化を検討すべきであると考える。

2. 市場適合性
 人間工学的な設計に対する一般原則や解析手法等は、船舶関連機器の設計に直接関連するものであり、理解し易い規格であれば製造者にとって、有益なものとなり得る。

3. 国際規格の内容
 3.1 人間工学的設計の一般原則
 3.2各機器に対する人間工学的解析手法ガイドライン

4. 優先順位
 対象とする分野が幅広く、また、規格化しやすい部分とそうでない部分が存在すると考えられるため、可能な分野から作業を開始し、長期計画のもとで規格化すべきであると思われる。(急がない)
関連資料 1. MSC75/WP.10 Role of human element-Joint MSC/MEPC working group on the human element
2. MSC/Circ.1014:Guidance on fatigue mitigation and management
3. MSC/Circ.982:Guidelines on ergonomic criteria for bridge equipment and layout
4. ISO8468 Ship's bridge layout and associated equipment-Requirements and guidelines
5. MSC/Cire.834:Guidelines for engine-room layout、design and arrangement
6. 人間工学 ISO/JIS 規格便覧 2002、人間工学会
関連国際規格として提案すべき項目と恩恵:

その他意見:

備考:

 
添付資料概要
1. MSC75/WR.10 Role of human element-Joint MSC/MEPC working group on the human element
 MSC及びMPECにおける人間因子WGからの報告で、今後の作業計画やセーフティーカルチャー(安全に対する意識)の向上に向けた総会決議改正案等を添付している。
 
2. MSC/Cire.1014:Guidance on fatigue mitigation and management
 船舶における疲労の問題について、疲労とは何か、疲労による作業の危険性、どのようにしたら防げるか等について船員、船主等の各立場に対して説明している。
 
3. MSC/Circ.982 Guideline on ergonomic criteria for bridge equipment and layout
 船橋機器及びそれらの配置や、環境条件について人間工学的な観点を加えた設計指針。
 
4. MSC/Circ.834:Guidelines for engine-room layout、design and arrangement
 機関室における、配管の色分け等による分かりやすさ、換気、照明等の環境条件、使いやすい機器の配置及び非常時の脱出設備等についてのガイドライン。
 
5. 人間工学ISO/JIS規格便覧2002、人間工学会
 ISO/TC159における活動内容、JIS規格における活動内容及びこれまでに発行された規格、作業中の規格について概要を含めた解説が述ぺられている。







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更新日: 2017年11月18日

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