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(3)郊外部南部地区のバス交通の問題・課題
 
 当地区は、原田、筑紫駅を各とした面的な整備による住宅地を中心に形成された住宅地で、人口22,298人、高齢化人口2,269人、一人暮らし426世帯が居住する地区である。
 
 路線バスのネットは、原田駅と筑紫駅とを繋ぐ駅間ネット、筑紫駅と二日市(中心市街地)、山家方面へアクセスする駅フィーダーネットで構成されている。
 
 福祉バスのネットは、両鉄道にはさまれた住宅地を循環する毎日コース1系統と周1回コース1系統が通っている。
 
●バス停へのアクセス
路線バス
 原田駅を中心とし鉄道に鋏まれた住宅地の大半は、アクセスは良いが、一部の地区(光が丘、岩江、下見)は不便である。またバス路線が通っていない地区(隅、西小田、馬市、城山、原田、筑紫野の一部)も見られる。
 
福祉バス
 路線バスとほぼ同様であるが、西小田、馬市の地区は福祉バスが通っているため不便地区の範囲は少ない。
 
●利便性
路線バス
 原田駅と筑紫の駅を結ぶ駅間ネットの利便性(運行回数30〜60回)は高いが、筑紫駅と山家方面のネットの利便性(10回)は低い。
 
福祉バス
 基本的には、毎日コースが広い範囲をカバーする形で走っているため、利便性は高いが、路線、福祉のいずれのバスも通っていない地区−主に城山、原田(一部)の生活交通としての利便性は落ちるといえる。
 
●公共公益施設へのアクセス
 他の地区と同様、特に総合保険福祉施設への路線バスによるアクセスが悪い。
 
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バス路線のネットワーク構成
 
福祉バスのネットワーク構成
 
路線バスの運行回数
 
  人口 高齢化人口(%) 一人暮らし世帯 路線バス不便地区 福祉バス不便地区
下見 906 131(14) 12
美咲 457 91(20) 18    
筑紫駅前通 2343 150(6) 19    
272 66(24) 7
若江 377 87(23) 15
美しが丘北 3067 155(5) 28    
光が丘 4191 192(5) 18    
西小田 420 62(15) 3 ○(一部)
馬市 309 129(42) 77 ○(一部)
原田 2776 397(14) 91 ○(一部) ○(一部)
美しが丘南 3939 220(6) 28    
筑紫 3059 541(18) 106 ○(一部) ○(一部)
城山 182 48(26) 4 ○(一部) ○(一部)
22298 2269(10) 426    







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