日本財団 図書館


3−6. 参加者ヒアリング結果 −参加者の教室後の問診表(行動変容)から−
 24回の体力アップ講座終了後、トレーニング群に個別のヒアリングを実施し、行動変容等に対して得られた意見を以下にまとめた。
 
■運動能力の変化
・歩き方が一変した。歩くポイントを教えてもらい、つまずいて転倒することがなくなった。
・家の階段をつまずきもせず昇ることができるようになった。
・外を歩く時、歩幅が広くなった。
・あまりつまずかなくなった。
・歩幅が広く、姿勢が良くなり、歩くスピードも上がった。
・階段を降りるのが速くなり、楽になった。駆け上がれるようになった。
・以前は使っていた手すりも使わずに、スピードに乗って階段を降りられるようにもなった。
・座ってから立つ動作が速くなった。
・立ったり座ったりがスムーズになった。
・バスの乗り降り、地下鉄の階段等、苦にならなくなった。
・今まで20分位だったウォーキング時間が1時間に増えて、遠方までのウォーキングイベントにも参加できるようになった。
・腹筋が強くなってきたように感じる。
・平地だと思い一歩踏み出したら階段で、バランスを崩したが、転倒せずに次の一歩が出た。
・かかとで着地するように意識して、かっこよく、姿勢よく歩けるようになった。
 
ショートテニス
 
ジグザグ歩き
 
■気分の変化
・活気が出て、性格も明るくなった。
・仲間と会うのが楽しくなった。
 
■整形外科的な変化
・膝がとても楽になった。
・膝が悪く、立ったり座ったりが辛かったが、膝を曲げて座る癖が付いて、膝の痛みが軽減された。
・膝の治療のためひと月に一度は膝にたまった水を抜いていたが、今ではほとんど抜かずにすみ、医師から脚の筋肉がついてきたと誉められた。
・足の小指の両外側にタコができ、歩くことが苦痛だったが、かかと着地の歩き方をするようになってから3ヵ月間、一度も痛くならなかった。
・からだが軽く感じ、足の痛み、むくみも取れてきた。
 
筋力トレーニング
 
音楽体操
 
バランス運動
 
お茶会風景
 
■生活習慣の変化
・外出する際、これまでは車中心であったが、極力歩くようになった。
・バスに乗る回数が減った。
・バス停の2〜3つは歩くようになった。
・その日の体調チェックの代わりに階段を昇るようになった。
・体力アップ講座を受講するにつれて、熟睡できるようになった(肩こり等が改善されたおかげ)。
・食欲が増進した(おいしく食事ができる)。
・バランス良く食べるよう心がけるようになった。
・家事をこなすスピードが速くなった。
・物干しが高く、これまでは背伸びしてふらついていたが、今では背伸びをして移動しながらでも楽に洗濯物を干せるようになった。
・日々の生活の中でストレッチ体操が自然に出てきた。
・在宅運動を続けていきたい。
・講座終了後も家で運動を継続したいと思った。
・夫婦でつぎ足歩行を練習するようになった。
・水中ウォーキングをやろうと水着を購入した。
・体力アップ講座受講後は一段と体調が優れてきた。
 
3−7. 指導者からみた行動変容
■良好・成功していると考えられる事項
・運動が習慣化し、生活習慣が変容して効果を実感している者が多い。
・特に歩く能力が上昇し、姿勢、歩き方をマスターした者が多い。
・講座終了後も今回の仲間で集まり、運動を継続したいという声が出てきた。
・講座がきっかけとなり、自分のからだの状態に留意するようになったとの声があった。
・地域の身近な仲間と集団で運動したので、ほがらかで明るくなったとの意見があり、精神面での変容がみられた。
・生活のリズムに運動が入ることで、生活にメリハリがついたとの声が聞かれた。
・有料にしても継続して教室に通いたいという積極的な声があった。
・自分自身のからだへの関心が強くなった者が多い。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION