時間帯別の通航量を割合が全調査時間の通航量に対して、どの程度の割合かを整理した。割合は全調査地点の合計の通航量を基に以下の方法から算出し、1日の通航量の変動パターンを整理した。

　各時間帯の通航量の割合＝各時間帯の通航量／全調査時間の通航量

　

　調査は土、日、月の3日の調査が1回として、2回の調査が実施されており、曜日ごとに変動パターンが異なることから、曜日ごとに変動パターンを整理した。

　土曜日の変動パターンは図−3.1.17に、日曜日の変動パターンは図−3.1.18に、月曜日の変動パターンは図−3.1.19に示すとおりである。

　土曜日の変動パターンは2回の調査でバラツキがみられたが、午前は同じような傾向がみられ、ピークとなる時間は9時台であり1日の1割はこの時間帯に通航している。午後は傾向が異なり、1回目の調査では、15時から急激に割合が増加し17時をピークとし、この3時間帯で1日の4割（12％（15時台）＋14％（16時台）＋16％（17時台）＝42％）近くが通航している。しかし、2回目の調査では、どの時間帯も6％程度の通航量しかなく、特にピークとなる時間帯がなかった。

　日曜日の変動パターンは、2回の調査とも同じような傾向であり、午前8時頃から、通航量の割合が徐々に増加し、15時台をピーク時間帯として、夕方に向かうにつれて、減少している。

　月曜日の変動パターンは、2回の調査ともほぼ同じような傾向を示しており、1日のうち2回のピーク時間帯がある。1回目のピーク時間帯となるのは午前の10時台であり、2回目のピーク時間帯は午後の15時である。この2つの時間帯が1日の通航量の2〜3割程度を占めている。

　各曜日のピークとなる時間を整理すると、表−3.1.12に示すとおりであり、午前は9〜10時台、午後は15時台がピークとなる時間帯であり、この時間帯は通航量が1日の中でも多い時間帯である。