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分科会A 恢復する家族〜受容から再生へ〜
障害や老い、病をもつ人と共にある家族にとって、痛みや苦しみをともに受け入れながら生きていくことは、自分自身の内面を深く問うことである。個人的な内面の営みの奥に生まれる深い慰めが、やがて外へと向かい豊かな人のつながりを自ら生み出していく、その道すじを探る。
植木きよみ  (社)神奈川LD協会理事
進 行  
田端 幸枝  広島県立保健福祉大学作業療法学科教授
植木きよみ (社)神奈川LD協会理事
 
うえき・きよみ 在米中に、次男(当時5歳)が学習障害(LD)児と診断を受ける。翌年帰国するが、LDの存在を知る者は極小数の学者と保護者のみであった。1989年、LD児に必要な教育の場の確保と自立支援を目的として親の会を設立。1995年、LD児に必要な教育の研究、社会への啓発等を目的として、(社)神奈川LD協会を設立。2001年3月まで同協会事務局長。
 
・見えない障害
・診断までの経緯
・診断されて
・あらためて味わった辛い時
・息子に使えるリソース
・公益法人設立
・今
・家族であること
月刊「実践障害児教育」2001.5 学研 18・19頁 より
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月刊「実践障害児教育」2001.5 学研 20・21頁 より
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中田洋二郎(なかたようじろう)
 
1948年、千葉県に生まれる。早稲田大学(心理学)修士課程修了。専門は発達臨床心理学、発達障害をもつ家庭の支援、子どもの情緒と行動の評価に関する研究、ADHDの心理アセスメント。東京都民生局心身障害福祉部、国立精神衛生研究所児童精神衛生部などを経て、現在、国立精神・神経センター精神保健研究所児童・思春期精神保健部精神保健研究室長。臨床活動として、地域の保健センターの嘱託として乳幼児の発達障害の心理アセスメント、障害児の家族の相談に携わる。研究所では不登校の相談、ADHDの心理検査、相談など幅広く活動中。
田端 幸枝 広島県立保健福祉大学作業療法学科教授
 
たばた・ゆきえ 1997年4月医療法人社団翠会成増厚生病院に作業療法士として勤務。その後、国立療養所箱根病院医務課作業療法室厚生技官として勤務し、9月米国ミシガン州立ウェインステート大学作業療法学科修士課程へ作業療法士教員養成留学。米国ミシガン州立研究研修期間で作業療法士資格者ボランティアとして作業療法に従事する。国立療養所箱根病院付属リハビリテーション学院理学療法学科教官等を経て、現職。共訳書に「「クライエント中心」作業療法の実践」など。








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