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伊勢 真一  ドキュメンタリー演出家
 
いせ・しんいち 1949年東京生まれ 立教大学法学部卒。野球選手にあこがれた少年時代、船乗りになりかけた10代、大工に弟子入りした20代…を経て、映像の世界へ。テレビから映画まで、ヒューマンドキュメンタリーを中心に作品を発表している。
主な作品に、長篇ドキュメンタリーとして′94「をどらば をどれ」、′95「奈緒ちゃん」(劇場公開作品〜毎日映画コンクール記録映画賞グランプリ・山路ふみ子福祉賞他を受賞)、′98「見えない学校」、′99「えんとこ」(′99日本映画ペンクラブ記録映画部門第4位他を受賞)など。
 
・敬愛する同世代の哲学者、鷲田さんと話ができること、私自身が楽しみにしています。
・「聴くことの力」「まなざしの記憶」。まるで自分の映画のタイトルのような近しさを感じた本です。
・「奈緒ちゃん」「えんとこ」のような、ケアをひとつのモチーフにした作品を創ったので、ここに呼ばれたのでしょうが、私にとってはドキュメンタリーというナリワイ自体が“ケアする人のケア”のように思います。
・私のドキュメンタリーづくりは、カメラとマイクを持って、会いたい人に会いに行き、ただそこに居るという撮り方です。テーマもテクニックもへったくれもありません。
・写すのではなく、写ること。
・“ケアしケアされる関係”の中から、私のドキュメンタリーは生まれているように思います。
産経新聞 2000.11.20 より
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朝日新聞(朝刊)1999年12月1日(水)付 「天声人語」より
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