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解剖学実習を終えて 第23集 学生感想文集

 事業名 篤志献体の普及啓発
 団体名 日本篤志献体協会 注目度注目度5


解剖学実習を終えて
 白石 藍子
 白川  努
 杉田 尚子
 杉本 響子
 解剖実習を振り返ると、初めてご遺体を見たとき、とても不思議な感覚に襲われたことを思い出します。今まで私達と同じように生きて呼吸をしていた人が、冷たく目の前に横たわっている、この事実に戸惑いました。この人にあったであろう何十年もの歴史を思うと、涙が出そうになりました。人は土から生まれて土に帰るといいます。それゆえに、その命が尽きたときには土の中で静かに眠りたいと思うのは当然のことです。それにもかかわらず、この方は医学の進歩の為にその体を提供して下さったのです。感謝とそして尊敬の念を強く抱かずにはいられませんでした。
 実習を進めるにつれ、その感謝の念はますます強くなりました。教科書だけでは決して得ることができない知識を学んでいることを感じたからです。私が今まで持っていた知識は、机上のものでしかなかったことを痛感させられました。どんなに詳しく書かれた教科書でさえ、ご遺体を実際に見るその何百分の一の価値しかないであろうと思います。先生が授業前におっしゃっていた、「ご遺体から学ばせていただく」という言葉を改めてみ締めました。私の人生において、とても重要な五ケ月間だったと思います。今でも私達の班にご遺体を提供してくださった方の顔ははっきり思い出すことができます。そして、これからも一生忘れることはないでしょう。医者となり、生身の患者さんを見るときも私の原点はこの解剖実習にあったということを忘れず、この実習で得た知識を最大限に生かしていきたいと思います。それが尊いご遺体を提供してくださった故人に報いる唯一の方法だと思っています。本当にありがとうございました。








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更新日: 2020年8月8日

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