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解剖学実習を終えて 第23集 学生感想文集

 事業名 篤志献体の普及啓発
 団体名 日本篤志献体協会 注目度注目度5


解剖学実習を終えて
 谷地 一成
 医学部で行う授業と言えば、解剖学を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。私もそんな一人であり、解剖を行うことに関して、なぜ教科書や模型などで学べるのに御遺体を使うのかという疑問を感じていました。そうした気持ちを持ちつつ、二年生の十月から翌年の一月まで続く解剖実習が始まりました。当初は、実習室の重苦しく異様な雰囲気と、使い慣れないメスやピンセットのために疲れが溜まる一方でした。しかし次第に慣れてきて、目的のものを探し出せるようになると、人体は非常に複雑で精巧に出来ており、とりわけ体の中の隙間を抜けるように走っている神経と血管には感動し、将来医師となった時、こうした巧妙な人体を人が扱うことは、おこがましいとさえ思いました。同時に、臓器や筋肉、骨、神経、血管などの位置や全体のつながりを知ることができるのは、教科書や模型では無理であり、解剖実習が医療に携わる者には不可欠であると実感しました。また、実習に夢中になっている自分に気づいたのもこのころです。私は正直言って勉強が好きではなかったのですが、学ぶことの楽しさを教えてくれ、勉強に対する私の甘い認識を変えてくれたのと同時に、医師には知っておかなければならないことが非常に多く、改めて、職業としての医師の大変さを教えてくれたのもこの実習です。身をもって人体の素晴らしさと、学ぶということの意味を教えてくださった御遺体と、その御家族の方々の御厚意を無駄にしないよう努力を続けていきたいと思っています。








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更新日: 2020年8月8日

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