日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 自然科学 > 医学.薬学 > 成果物情報

解剖学実習を終えて 第23集 学生感想文集

 事業名 篤志献体の普及啓発
 団体名 日本篤志献体協会 注目度注目度5


人体解剖学実習を終えて
 川畑 圭子
 初めに「医学・歯学」を目指す者の為に献体された方々、又、そのご遺族の方々に深く深く感謝したいと思います。
 座学で解剖学は覚える用語は確かに多いが、例えば血管や神経は身体のどこに集中しているのか、どのように分布しているのか、を平面図でしか見ることができません。そしてそれらを覚えたとしても、実際に「実習」で観察してみると、しばしば教科書で学んだものと異なっていて、生きていく上で使われる筋肉が人によって発達していたりそうでなかったりしていました。又、その筋肉にそれぞれ入り込んでいる神経、各臓器の特徴、臓器に直接流れ込む血管とその周りに存在する神経などについて、より理解を深めることができました。
 しかし、実習ではこれらのことと同時に、最も大切な「命の尊さ」を学びました。最初の実習時、確かに教科書のみの学習ではなく、実際はどうなっているのかをこの目で見たいと思うと同時に、本当に自分がやってしまってよいのだろうかと恐ろしさと不安の気持ちでいっぱいでした。そして、もし将来、コンピュータが医学の分野で臨床的に活用可能なくらいに発達することがあるとすれば、このような実習はいつか無くなってしまうのではないか、とふと考えました。しかし、本当にそうなってしまったならば、きっと人は患者=モノとして捉えてしまうような気がします。きっと「命の尊さ」が学べなくなってしまうと思います。これからも更にコンピュータは発達するでしょうが、私は絶対にそれから学ぶことは無理だと思います。
 「命の尊さ」を学ぶことができたのは、献体された方々、そのご遺族の方々からだと、心から感謝しています。








サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
76位
(32,471成果物中)

成果物アクセス数
158,020

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2020年8月8日

関連する他の成果物

1.「献体とは」
2.「解剖学と献体その新しい展開 コメディカルの実習教育を考える」ビデオ
3.2001年度助成事業報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から