将来の市場
(17)将来売り込みたい市場
将来売り込みたい市場について、複数回答で聞いたところ、地元(マレーシア)と回答した企業が13社、輸出と回答した企業が15社であった。このうち、地元と輸出両方に売り込みたいとする企業は5社あった。
(18)具体的な市場
売り込みたい市場を地域・国別に聞いたところ(複数回答)、アセアンが最も多く19社、続いて欧州6社、オーストラリア4社、日本3社、中国と北米がそれぞれ1社となった。また、「その他」の回答の中では中東が最も多かった(5社)。
研究開発
(19)研究開発の実施 (20)研究開発の内容
23社中、研究開発を行っていると回答した企業は7社で、残り16社は行っていないという回答であった。研究開発内容としては、船舶設計が4社で最も多く、その他のコメントとしては、ジェット燃料ボート、CAD/CAM、ISO9001、UBSソフトウエア・システムという回答があった。
産業協力
(21)海外支援
海外からの支援を受けたことがある企業は4社のみであった。それらの内容は以下の通り。
表17 海外支援
  |
支援内容 |
支援元 |
A社 |
技術供与 |
住友重工 |
B社 |
技術供与、人材育成 |
外国企業 |
C社 |
人材育成 |
外国政府、外国企業 |
D社 |
技術供与、人材育成 |
外国企業 |
(22)日本からの支援
23社中13社が日本からの支援を希望すると回答している。内容では、技術供与、人材育成それぞれ11社で最も多い。
図12 日本からの支援希望内容
また、「その他」の回答の具体的な支援希望項目は、船舶の設計、火力発電所バージ建設7、シャフトの分野での技術協力、電子・油圧分野、日本の設計でマレーシア政府からのパトロール船を受注したい、機器の移動・回転、メカニズム、新しい技術の導入などがあった。
7 Sabah Shipyardからのリクエストで、詳細は第5章の個別造船事業者の実態を参照