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相原 和美 (警備交通班)
「優勝が決まったとき、ジャネット・リー選手は…」
 私が担当したのはビリヤードであった。7年前になるが、ホンコン駐在当時、数プレーを楽しんだことがあるくらいである。日本に於いては比較的マイナーなスポーツであるが、東南アジアでは人気が高い。この高貴なスポーツの世界大会にボランティアとして参加でき、いささか胸が高鳴った。残念なことに、選手の名前ひとりとして知っている選手はいなかったのが残念であった。
 選手との交流をもとうとがんばってみたが、プレー前の選手は緊張しており、交流を持つどころではなかった。
 ただ、“次のゲーム頑張って下さい”と声をかけると“Thank you”と返ってくるのがうれしく感じられた。
 ゲームの終わった選手と日本の印象、その国について語ってもらい、私のつたない英語をレッスンして下さったのはありがたかった。
 何と言っても最終日、決勝戦、ボランティアを抜け出してプレーをのぞいてみた。(役得?)会場には張りつめた緊張感に満ち溢れていたが、優勝が決まった時のジャネット・リーの表情が脳裏に浮かぶ。全身で喜びを表していた。優勝誰が一番喜んでくれる?と聞いてみると、“夫と両親”という返事が返ってきた。選手とゆっくり会話ができたのはゲーム終了後であった。
 今後も語学の勉強を必要だと感じつつ、今後百年の計でみても、当地秋田ではこのような世界大会は開催されることはないであろうと思われる大会運営に参加でき、感無量であった。
相原 美智子 (施設管理班)
「WGボランティアに参加して」
 県民一丸となってのWGが無事終わり、ほっとするとともにボランティアとして参加できたことにとても感激している。
 仕事が忙しく、ほとんど研修会にも出席できず、不安を持って臨んだボランティアであったが、その心うちには、世界大会の雰囲気に触れることが出来る期待もあった。
 私は自宅が土崎ということもあってセリオンの施設管理班に配属となり、WG中は1時間おきの施設巡回とゴミの処理であった。施設会場全てを一日中歩き回るのはさすがに大変であったが、ビリヤード選手たちの練習を見たり、挨拶を交わしていると世界の色に染まったセリオンの中に自分がいるのを改めて感じた。
 ボランティアを通して多くの仲間と接し、活動でき、また、地方都市でのWGが成功に終わったことは、これからの私の生活・仕事の大きな原動力となった。
 3日間という短いボランティアではあったが、このような世界大会にスタッフとして参加し、私の小さな力が役立った感激を、また次の機会に活かしていきたいと思っている。
Bin (警備交通班)
「一生の想い出となるサイン」
 秋田で初めての国際大会WG秋田2001が閉幕して早や一ケ月になります。
 私は、セリオンプラザで行われたビリヤード競技、警備交通班に配属となり、是非、WG秋田2001を成功させようとスタッフ、ボランティアに関わらず活発な意見交換をしたのを思い出します。
 私も、気持ちよく競技をして貰おうと思い、各選手に挨拶をするよう心がけ「Good Morning…」皆さんにっこり笑って挨拶を返してくれる。エガッター。
 8月25日 この日で私のWG秋田2001ボランティアは終わりである。
 当日は、各競技のセミファイナル、三位決定戦で、私は会場警備となり初めてビリヤード競技を目の当たりにした。スヌーカ、キャロムは、生まれて初めての競技で、大変難しく感じられ、プールは、私も少しは嗜んだ事があり興味をそそられました。
 それにしても、集中力、精神力はすばらしく、さすが世界の一流選手は違うと実感したものです。ボランティアを終えたのが5:00PM、会場を出ると明日(26日)のプール女子決勝戦進出を決めたジャネット・リー(USA)選手がインタビューを受けているのを見つけ、サインを貰おうと待ち、拙い英語で「サインと写真をお願いできますか?」と話したところ、快く受け入れてくれました。
 彼女の笑顔が美しく、チャーミングであったのが印象に残り、ファンとなりました。翌日、優勝したのをワールドゲームズホームページで知り、良かったなーと喜び、私にとって、WG秋田2001にボランティアとして参加できた事と共に、一生の想い出となるサインとなるでしょう。
 ワールドゲームズ関係者、スタッフ、ボランティアの皆さん、ご苦労様でした。
 そして、ありがとう。
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あゆみ
「真夏の夜の夢?!」
 “真夏の夜の夢”まさに私にとってその6日間は「夢だったのかな?」と思うほど「楽しくて幸せで…」。9月中旬の今でさえ抜け殻状態です。
 右も左も分からずぽか〜んとしていたり、笑ってごまかしたり、役に立ったのか今でも疑問ですが…。あいさつは頑張りました!!
 そ・し・て…初めて見たときに電流がビビッと走ったくらい虜になったビリヤードのT.E選手との想い出は忘れられません。“一生”彼のために折り紙で天の川を作り、ドイツ語で手紙を書き、ドイツ語のあいさつを100万回練習し…赤いマントをめざす闘牛でしたね。(笑)
 今回のワールドゲームズでは、普段、高校生活では味わえない素晴らしい出会いの連続でした!
 進みたい道も、より明確になりましたいつか人間的にBigな大人になって素敵な女性になって、今回出会ったたくさんの人とまた会いたいです。エへへ
相沢 静子 (施設管理班)
「ジャネット・リーさんのサイン」
 このボランティアに参加して、壮快な気分にひたることができました。私にも、社会の為に役立つことがあると想い、これからも参加しようと希望に燃えております。
 世界の人々を身近にして、つくづく語学の必要を思い知らされ、頂いた英語のカセットテープを聞くよう心がけております。明日が決勝という余暇に買い物をしていた選手に「Good luck on your next game」と書いた紙を見せサインをお願いしたら、抱きついて喜び心よくサインをしてくれました。ビリヤードの女性優勝者、ジャネット・リーさんです。大変嬉しかったことの一つです。
加賀谷 知子 (警備交通班)
「日焼けは今も残っています」
 私の担当が「警備交通班」と決まった連絡を見て、最初に思ったのは、「夏の盛りに駐車場整理は女性だからないだろう。多分、室内の出入りのみのチェックだろう」と思ったのでしたが、男女の区別なく駐車場係もあるという事でした。
 決まったら仕方ないし、ひやけしないよう首すじにタオルはいるし、ひやけどめもバッチリとして、帽子もかぶってと重装備で対応しました。
 結果は、室内の係よりおもしろくボランティアをしたという充実感は一番でした。
 ただ座っているのでなく、常に空きスペースの状況をチェックして、他の駐車場係と連携して、「あと何台OK」とか向こうのPスペースへまわってもらうとか、じっとしている時がなかったのです。
 一つ一つ大事な役目とはいえ、やはり体を動かす方が私にとってはよかったです。
 何でも体験してみないとわかりませんね。
 ちなみに日焼けはやっぱり今も残っています。(ハーフパンツとスポーツソックスの間)
佐々木 智起 (警備交通班)
「これからのボランティア活動を」
 今回は私自身ボランティア活動を行いたかったのですが家内の出産が早くなってしまったので残念ながら不参加となってしまいました。(子供の方は無事出産しました。因みに今生後2ヶ月目です。)
 しかしながら、ボランティア活動を今回限りで終わるのではなく、今後もワールドゲームズに参加出来なかった分、他のボランティア活動に参加してがんばろうと思います。
 今度は私のかわりに出て下さった方に迷惑をかけてしまいました。面識等はありませんがその方に慎んでおわび申し上げます。
 大変申し分けありませんでした。
Mr.大館 (警備交通班)
「今、思うと幸せな時間だったなあー」
 最初からいろいろな外国の人たちや選手に、会ったり話をしたりするのがとても好きな自分にとっては願ってもないチャンスでしたが、自分がはたしてW・Gのスタッフが務まるのかと、不安と緊張でいっぱいでした。
 まして、自分は大館に住んでいるので秋田の詳しい場所まではわかりませんでした。
 ですが、英会話の集まりで来た多くの仲間たちと力を合わせて英語の実力をつけたし、研修やイベントにも積極的に参加しました。秋田の人たちはとても優しくて、困ったときでもアドバイスしてくれて本当に助かりました。とてもうれしかったです。
 試合の当日はとても緊張しましたがスタッフの仲間たちと一緒だったので無事、成功しました。
 外国人の人たちは体格が大きく、見ているこちらが圧倒されました。でもとてもフレンドリーなので一緒に写真をとったり尋ねてきたり、握手したり。
 今、思うと「幸せな時間だったなあ。」と思いました。
 またこんな機会があったら、是非、参加したいです。
 本当にみなさま、長いような短いような間でしたが、どうもありがとうございました。
三浦 研二 (競技施設班 地図掲示係)
「たくさんのありがとう」
 オリエンテーリング種目、リレー競技第2位チームの選手から、Tシャツの胸にサインしてもらった。
 「サンキュウ。」お礼を言うと、「「Thank you」は日本語で何て言うの?」(たぶん、そう言ったんだと思う)と尋ねられ、「あ・り・が・と・う」と答えたら、やさしい笑顔と「ア・リ・ガ・トウ」が返ってきた。
 とてもうれしかった。
 それまでの疲れがいっぺんにふっ飛んだ。
原 亮嗣 (選手管理班 選手誘導係)
「選手みんなにGood Luck」
 このたび、初めてボランティア活動にトライし緊張しながら、楽しみながら活動できたこと満足しております。
 最初は友人(昨年、ビーチハンドボールのボランティアを申し込んでいる)が私に“是非やってみなさい”と会う度に勧められた。ボランティアに興味ある話をしていたので。でも、世界的な競技のボランティアとしては、心は後込みする有様でした。
 しかし、ボランティア大会(第2回)の諸星さんのお話を聞いて申し込みました。競技はオリエンテーリングを選択しました。
 最初の活動は、開会式の日、観客誘導係として駅でのシャトルバスヘの案内業務で、メンバーとは研修会で会っていたので、スムーズにできたと思っています。
 オリエンテーリングは2日間ともプレ・スタート係として、選手に国と名前を確認し、カードなどを渡した。このことが、何となく自分も競技に参加しているような緊張感を持ちました。そしてどの選手にも「Good Luck」と声をかけて送り出しました。
 競技中は選手達は緊張していましたが、普段はいたってほがらかで気さくでした。友達もできました。
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田村 郁子 (総務班)
 色々な人と知り合うことができて、とても楽しかったです。
坂谷 壽雄 (総務班)
「感想三つ」
[1]“ボランティア(スタッフ)をして良かった”の一言に尽きる。ボランティアとは?と論ずる前に、まずボランティアをしてみることだと重ねて思った。町内会のドブ上げ作業に参加しない者が地域づくりを論じてもナンセンスと同じ。
 “みんなでボランティアをしてみよう”と今後も共に呼びかけたい。“ボランティアは自分のためにすることだ”と。
[2]外国選手は日本人(観衆・スタッフ他)と話したがっていることが伺えた。“英語は話せないから”と、かたくなに尻込みせずに、ボディランゲージででも結構。笑顔で身ぶり手ぶりで話してみることから国際交流が深まると思えた。 これからも“秋田英語?シャベッテみよう!”
[3]開閉会式はじめ競技をとおして緊張、興奮、感動に終始した大会期間だった。
 そしてその中で、全く知らなかったたくさんの良いボランティアの方々とお友達になれて楽しく過ごせた。
 この出会いを終生忘れられないWGの思い出とともに大切にしたい。
 スタッフの仲間に参入させてくださった組織委員会に心からお礼を申しあげます。
てるてるぼーず (競技運営部)
「このような喜びをまた味わいたい!」
●研修会は、いろいろとためになりました。
●リハーサル・大会では、集合から始まるまで、業務終了から解散までの時間が長く、時間の無駄が多かった。
●指揮命令系統が明瞭でない(副班長など現場張り付きで指示できる人がいない)ため、身動きができない。(うちの班だけか?)
●競技団体との事前打ち合わせが悪く、突然の配置変更があった。
●併設大会の資料、説明が少なく、質問されても応答できなかった。
●競技団体は、ボランティアが併設大会を運営するのが当たり前というような狡猾的な態度で、むかついた。
●懇親会があったことで、うちとけ気楽に声を掛け合うことができてよかったと思う。
●ボランティアパーティーは、いろんな仲間が集まり、さまざまなパフォーマンスを見ることができた。そして一人一人の強烈な個性、パワーを肌で感じて鳥肌が立つような感動で涙がでそうだった。このような喜びをまた味わいたいので、機会があればまたボランティア活動に参加したいと思う。
嶋田 千枝子 (救護班)
「普段のじぶんでいけばいいと言い聞かせて」
 ワールドゲームズ…こんな大きな大会、一生に一度あるかないか…で、でることのできた今の私には、いいようのないうれしさで一杯です。
 友人に声をかけられ気安く返事したものの、徐々に事の大きさに不安が募った時もありましたが、普段の自分でいけばいいと言い聞かせて、何事もなく過ぎてしまいました。が、反面…?
 いやいや良かったと思っています。本当にありがとうございました。また何かの機会の時には、声をかけてくだされば…と
 よろしくお願いします。








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