日本財団 図書館


後藤 咲智子 (受付係)
「「失敗」ということは絶対ありませんから」…
 研修の際に教わり、実務に就く前の不安な時いつも思い出してました。また、これがきっかけとなり、実務中も楽しんで参加することができたと思います。
 ここは秋田?と思わせる熱気と興奮。今年の夏は、特に熱く感じましたし、何年経とうと一瞬で思い出せる夏となりました。
 「いいスタッフに恵まれた」同じ係のスタッフの一言。短期間だったけど、私もたぶん皆もそう思ってましたよ。すごく思います。やって良かったボランティア!!
 27歳の夏は絶対忘れないぞ!!
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進藤 義雄
「若い人にパワーをもらい」
 ワールドゲームズボランティア募集を知り、年齢も考えず応募しました。この機会を逃すと生涯この様な大会に参加することが出来ないと思ったからです。
 参加して見て若い人々と接し、若いということはほんとうに素晴らしいとつくづく感じました。そのエネルギーと積極的に行動することに、私は「パワー」を与えられました。
 4日間でしたが、1〜2日目はどきどきして積極的に外国の方々と接し得なかったのでしたが、3日目頃より勇気を持って接することが出来ましたが、誠に残念ながら残る活動日が1日しかありませんでした。
 ワールドゲームズが私に与えてくれたのは、若い人々の素晴らしさと外国人の方々と接し得たこと、人間誰しも話をすることにより理解出来るものと思いました。
 「ワールドゲームズ」本当に有り難うございました。 大会関係者のみなさんご苦労様でした。
かずよ (選手管理班)
「笑顔とスポーツは世界共通の言語だ」
 たくさんの人々との出会いを与え、スポーツの楽しみの再発見をさせ、秋田県のすばらしさに改めて気づかせてくれたのが今回のワールドゲームズです。
 同じボランティアの方々、アスリート達以外にも地元の人々、観客など性別、年齢、国境の枠をとび越えて本当に多くの人々と出会うことができました。そして一人でボランティア登録をして少し心細くても、失敗して落ち込んでいても私を取り囲んでいる人々の温かさ、優しさに励まされ、心の底から活動を楽しむことができました。
 最近は人々を震撼させる凶悪な犯罪が増えているけれども、人々の温かさ、優しさを忘れてはならないことを学びました。
 また、私が配属された会場の競技はなじみが薄く、知識もほとんど持っていなかったのですが、表舞台だけでなく裏側をかいま見ることでその競技の心髄に触れ、大好きになるまでに至りました。笑顔とスポーツは世界共通の言語だと本当に心底思います。
 そんな素晴らしい面をいくつも持ったワールドゲームズが秋田で開かれたこと、ボランティアの一員として参加することができたことを誇りに思っています。
 ありがとうございました。
岩谷 寿美子 (総務班 接遇・接室係)
「いろんな国々のいろんな英語」
 短い期間でしたが、今回ワールドゲームズのボランティアをすることができて良かったと思っています。
 私がボランティアをしようと思った理由は、「このワールドゲームズに多くの外国人選手が参加する」と聞いていたので、「語学登録をしてボランティアとして自分も参加すれば英語の勉強になるのではないか」と思ったからです。
 実際、多くの外国人選手や役員の方々がいらっしゃったので、いろんな国々のいろんな英語を聞くことができたので、本当に貴重な経験だったと思います。
 しかし同時に、もっと英語を勉強しないと実践的な場面では役に立たないんだと実感しました。
篠田 純平 (駐車場係)
「冷や汗の接触事故1件」
 今回のボランティアで私は駐車場係を担当していたのですが、接触事故が1件起きてしまい、対応にやや困りました。幸いに汚れがつく程度でしたが、被害者の奥さんがとても興奮していて冷や汗ものでした。立ち合いはしたのですが、私たちの手に負える程度で良かったと思います。
 また、別の日に中国の選手と思える方からとても早い英語で「文化会館はどこか」と聞かれたのですが、正しく英語で伝える自信がなかったので、通訳の方に日本語で説明してしまいました。もう少し語学の勉強をしておくべきだったと反省しています。
 私は、3日間の活動でしたが、特に大きなトラブルもなく、たくさんの方々と交流することができました。
 また、ワールドゲームズという大きな大会の一端を担うことができて本当に良かったと思います。
 ボランティアのみなさん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
渡邊 清 (警備交通班)
「忘れられない笑顔でセンキューVサイン」
(1)ボランティアとして感じたこと
 「真心秋田のイメージ」は、多くの外国の人々の心に響いたことでしょう。絶賛と脚光を浴びながら、大成功を収めてフィナーレ…。
 特に、秋田市文化会館の会場では、「心と心のふれ合い」から、国際理解を深め、お別れの時みんなが横一列に並んで、“See you.See you again.See you again someday…”と手を振りながら別れを惜しむと、これに選手達が“笑顔でセンキュー、Vサイン”は忘れられない。また数人の方々が、私達への握手には感激。「一期一会」を覚えました。
(2)楽しかったこと
 [1]女子パワーリフティング選手に出合えたこと。8月18日の午後、選手達の案内係をし始めた直後、女性選手とばったり。“Hello,welcome to Akita! Nice to meet you.”と笑顔で。「にっこりしたその女性」何も言わずに「アメリカ国旗のアクセサリーに名前を記入」して私にくれました。
 私は“Thank you very much.When will be your compe hold?”“She answered instantly,the day after tomorrow.From five p.m.”ときっぱり。
 “I will cheer you up.Good luck to the competitions!”「心と心が解け合った一瞬」。最終日の夕方、またもや同じ場所で…私はすかさず「一緒に写真を」と笑顔の彼女と並ぶや否や、私の身体を宙に…。落ちた瞬間を捕らえてくれたシャッター。「心に残る写頁」を、よくぞ撮ってくれてありがとう
 [2]成田夢露ちゃんに出合えたこと。お兄さん(童夢)と選手宣誓の時「ハッピーでいこう」と声高らかに誓った夢露ちゃんが見事「水上スキー」で「ゴールドメダリスト」に輝いた。閉会式終了後に偶然出合い「記念写真と素敵なサイン」ありがとう!優しく可愛い夢露ちゃんおめでとう!
 [3]すべての選手の大奮闘に感激。ありがとう!
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干田 智美 (総務班)
「恥ずかしかったこと、それは外国語で〜」
 ボランティアの皆さんこんにちは。
 WORLD GAMESは終わってしまいましたが、あの時の感動と興奮は今もまだ私の中にのこっています。
 私は文化会館で総務班のチケットのもぎりをやりましたが、その上で失敗したなと思う事がありました。外国人の方に何かを聞かれてもきちんと答えられなかったという事です。幸い、もぎりの中で、語学登録はしていないものの英語が堪能な人がいたので助かりました。はっきり言って恥ずかしかったです。
 ただ私も、外国人の方と交流が持ちたかったので、身ぶり手ぶりでなんとかお話しした外国の方もいましたが、その点では私のWORLD GAMESに参加した事、つまり、外国人の方と交流を持ちたいという希望は完全に果たされたので、感無量です。
 様々な個性のボランティアの皆さんとも出会い、たくさんの事を教えられました。
 皆さん本当にご苦労様、そしてありがとうございました。また機会があったら私も参加させてください。それまで、さようなら。
最上谷 天 (選手管理班)
「一体感のすばらしさ」
 大会最終日のボランティアパーティーに参加した時には、何とも言いがたい感動を味わうことができました。ワールドゲームズが成功したことに対する喜びと今日でそれが終わってしまうという寂しさ、ボランティアとしての役割を果たしたという達成感と自分には協力できたことがまだあったのではないかという後悔。
 しかし、パーティーでのボランティアの人達の一人一人の表情を見て、自分の中にあったそれらが感動という一つの形になったのを今でもはっきりと覚えています。
 ワールドゲームズのボランティアを通して、私は人の“一体感”というもののすばらしさを改めて感じました。“みんなと目標が一つ”と思うと、何でも出来た気がします。
 ボランティアの人達の間でいつも交わされていた「ごくろうさま・おつかれさま」、この言葉をかけられると、ボランティアみんなの一体感を味わうことができたし、それまでの疲れを忘れまた頑張ることができました。あの時の一体感を思い出すと、今でも心地よさに似たものを感じることができます。
 ボランティアとして参加し、この他にも数多くのことを経験し、そして学ぶことができました。
 この貴重な経験を今後に生かしていきたいと思います。
 選手管理班の皆さん、また今度飲みましょう!!
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春ちゃん (総務班 庶務係)
「トライすることを覚えた」
 文字どおり「老若男女」が集まってのボランティアだったと思いますが、特に女子大生が多く若いエネルギーをいっぱいもらい元気に過ごせた事を感謝しています。
 皆で集まれば、こんなすごい事が出来るんだな!パエス選手に対しての善意も感動のしめくくりでした。
 ワールドゲームズばんざい。ボランティアばんざい。
 この年になってトライする事を覚えました。「漢字検定」を受験の予定です。
佐藤 智穂 (選手管理班)
「トラブルヘの明確なガイドラインが事前にあればよかった」
 普段は体験できない国際的なイベントにスタッフとして参加できたことは大変貴重な体験であった。年代を通じて様々な人と交流できたのも私にとって大きな収穫である。
 今後、またボランティア活動に参加する際には、今回学んだことが大きく貢献するように思う。充実した5日間であったが、反省した点、考えさせられた点もいくつかあった。
 競技ごとに忙しさにかなり差があったのだが(文化会館は2競技)、大まかな仕事内容しか事前に伝えられていなかったので、現場での突発的な変更や急な選手からの質問、要望にかなり混乱した場面もあった。
 どのようなトラブルにどのように対処するか、又はそれが出来ない場合、誰にその指示を仰ぐか、明確なガイドラインが事前にあればよかったように思う。
 また、適材適所に必要な人数のみを投入するというのも、ボランティア活動そして競技を円滑に進めるために必要であると感じた。
新堀 孝義 (駐車場係)
「「相棒の学生さんとの語り合い」とこれからの改良点」
 秋田市文化会館関係の警備駐車場係を割り当てられた75歳の男性。
(1)炎天下の真っただ中での誠に忙しい時間帯と、木陰に入って日照を避けとても暇な時間帯との両面のある生れてはじめての業務を体験しました。
 二人一組で、一時間交代での業務でしたが、業務の合間に若い相棒の学生さんとの語り合いは有意義でした。他県から秋田の大学に留学し、折角の夏休みの帰郷も早めに切り上げてのボランティア活動には頭が下がります。
 将来は福祉の道を目指し、今後更に休暇を利用して海外研修を希望し福祉の制度を学びたいとのこと。
 私の学生の頃は戦時中で、強制的な厳しい学徒動員の時代であったが、今は自発的な生き生きとしたボランティアの活動で、今昔の違いに感無量となる。
(2)次に、ボランティアの服装についてですが、何故幹部と一般とのTシャツのデザインに差異を付けたのでしょうか。もしも、差異を付ける余力があったなら、女性の服装にもう少し配慮してやって欲しかったように思う。
(3)事前の研修会に何回か出席しましたが、研修会の進行上の課題として、議題から議題に移る間のインターバルが長過ぎて、空白な無駄な時間が多かったように思った。
(4)業務の内容について、末端の実活動のボランティアからの意見や要望を、事前にそして積極的に汲み上げることも今後の方策の一つとして取り挙げてみたら如何か。
(5)県や市から派遣された若手幹部の方々の卓越した企画と熱心なご指導に、心から感謝と敬意を表します。
柏原 直冶 (競技施設班)
「初対面のポイントは相手が一番喜ぶこと」
 今大会、私の担当は、秋田市文化会館で実施された
 [1]ボディビルディング競技[2]パワーリフティング競技の練習会場係で、鎌田班長さんを中心に、6名の係員で勤務させていただきました。
 その中で中国ボディビルディング競技2名、台湾パワーリフティング競技15名の選手が参加し、語学の補助も仕事の範囲でしたので、この機会を活用させてもらいました。
 初対面のポイントは、相手が一番喜んでもらえることを考え、“北京2008年オリンピック開催おめでとう”と中国語で話したところ大変喜んでくれました。
 “加油”頑張れという意味(車に給油するという意味もある)試合に出るたび、加油、加油と応援したところ、彼(馬志)は大変気を好くして、ポーズを作って写真を撮らせてくれました。台湾には、中国語(北京語)はよく伝わらなかったので、筆談で会話をしました。
 今年6月には、北京、西安、桂林、蘇州、上海と旅をしてWGにそなえましたが、それはどうでしたか…あと7年で中国ではオリンピックが開催されます。
 私は今度中国で“加油”を連発して応援したいと思っているが、しかしその頃80才を過ぎる私にその力が残っているでしょうか…。 私はこの大会で、初対面を大切に、結果をおそれず心をこめて接していけば、大概はうまく行くものだと実感をしました。
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北嶋 友一 (競技会場係)
「私生活の方向性を大きくステップアップさせた経験」
 私は現在東京の大学に通っている学生です。地元が秋田なので、帰省も兼ねて今回のボランティア活動に参加しました。
 しかしなにぶん遠隔地におりましたので、大会直前まで、研修会や交流会などの事前活動には一切参加していませんでした。それにも関わらず、ボランティアの皆さん、殊に同じ班になった文化会館競技会場係・練習会場係の皆さんには温かく迎えて頂き、とても感謝しています。
 普段やっているコンサートスタッフのアルバイト経験も役に立ちましたが、それでも新たに得たモノの方がたくさんありました。
 普段学生とばかりの狭い範囲での交流でしたが、今回のチームでは幅広い年齢層が一緒に活動できて見聞が広がったと思います。
 ボランティア活動というものは「人間」を育てていくためにも大切なことだと思います。利潤を介さないために、純粋に労働の喜びを感じることができますし(此処での「労働」という言葉は適切ではないかも知れませんが、取り敢えずは言わんとする事は伝わると思います)、ただ単純に「楽しい」という時間・空間を、出演者・客・ボランティアの皆で共有することが出来ます。それは世の中に数ある「喜び」の中でも最上の部類に入るのではないでしょうか。
 「やりたいからやる」「働きたいから働く」「自分がやらなければ誰がやるんだ」という様々な思いが混じり合った状態で存在し、それがボランティア活動を通じて実行・昇華されていくのでしょう。
 今回の活動で火がついたのか、私はボランティアにはまってしまったようです。
 次回は10月6日7日に日比谷公園で行われる国際協力フェスティバルのボランティアをします。
 これからの私生活の方向性を大きくステップアップさせた経験、それが「ワールドゲームズボランティア」の活動です。








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