日本財団 図書館


干葉 美栄 (総務班 受付案内係)
「ボランティア4つのポイント」〜お互いを認め合おう〜
○ 色々ありましたが、要はたて、よこの流れが充分であったらきっともう少し楽に乗りきれたのかも…。
○ 未知の部分、初対面の人々がやっとスムーズに見えるようになったらもうフィナーレです。良くがんばったこと。この経験を大切にしたいものです。
○ 若い方々の情熱が「自分勝手なフィーバー」にならないよう、幅広い年令のボランティアが話し合うことでクリアできると思います。”お互いを認め合う”こと。
○ ボランティアと組織の横ずれがないように責任転嫁はせず、実のある判断をチーフはキチンとしていけるよう、訓練して下さい。「包み込みながら意志は強く表す」それが信頼につながることではないでしょうか?
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佐藤 良子 (清掃美化係)
「班長さんは私達の意見を取り入れ、すぐ改善してくれました」
 組織委員会の皆様、ご苦労様です。
 良い経験をさせていただきありがとうございます。
 思ったことを書かせていただきます。
○ 最初は皆なれないせいか、時間の使い方や仕事の順番がわからず大変であったが、仲間同士助け合って、終わることができた。
○ 研修で現地を説明されたが、説明されたときは通れた所も、実際には通れなくて大変だったので、もっと実際の様子を説明してくれたら良いと思います(入場料のせいもあると思いますが)。
○ 選手たちに支給されたドリンクは、半分以上中身が入ったままで捨てられていた。
○ ボランティアに配給された弁当なども、随分無駄になり、捨てた量も多かったので、考えるべきでないかと思いました。
○ ゴミの置き場所の横(ブルーシートをかけてあったけれども)を選手が通って会場に入場するのは、何か可哀想感じがしました。
○ ボランティアにより扱いがちがうなあーと思いました。
○ ボランティア同士が「ご苦労さん」などとお互いに言葉をかわし、気持ちが良かった。
○ 班長(三浦さん、安藤さん)に恵まれて、とても良かったです。年配の私達の意見も取り入れてくれて、出来ることはすぐ改善してくれました。
佐藤 文華 (警備交通班 場内整理係)
「ボランティア、選手との出会いがとても新鮮でした」
 ワールドゲームズとは、4年に1度開催され、オリンピック種目以外のスポーツ種目で競技が行われることや、選手たちが世界から集まってくるということを知って、なんだかおもしろいものが見られるかもしれない!!というちょっとした興味本位からこのボランティア活動に参加しました。
 研修にあまり参加できなかったこともあって、ちょっと不安なところもありました。しかし、同じ係の人や事務局の方々の助けがあって、無事に活動を終えることができました。とても感謝しています。
 そして、いろんな場面で出会えたボランティアのみなさん、世界の選手の方々との出会いや会話は、私にとってとても新鮮なものとなりました。
 夏休みの暑い時だったけれど、参加できてよかったなあと思っています。
奥村 紘子 (総務班 受付係)
「まだまだ実行できる年齢と自分をほめてあげたい」
[1] 今までに味わったことのない、お腹の底からの感動がありました。
[2] 参加することによって、楽しさがこんなに体全体にビリビリと来るのも初めての体験でした。
[3] まだまだ実行できる(ほんの少し後の方で)年令なのだなあと自分をほめてあげたい気分です。
[4] 2週間たった今もあの感動・力に満足しているところです。
佐藤 満子 (清掃係)
「素晴らしい場面を拝見でき役得」
 市立体育館では、素晴らしい競技が拝見でき役得だったと思っています。
 リハーサルの開会式も拝見でき、ボランティアに参加させていただきありがとうございました。部長さん達本当にご苦労様でした。
腰山 豊 (記録班 採点補助係)
「WG秋田2001ボランティア活動所感」
 我が秋田県は、世界地図上では殆ど知名度のない東北の一角であるにもかかわらず、この度のようにWGの世界大会をやってのけた。実に偉大なことであったと言うしかないと思うのは、私一人であろうか。
 県民の中には、行政も民間も一致協力して取り組んでいる中で、残念ながら冷ややかな反応を示す人達も少なからずいたことは、事実である。
 しかし、一般的には私たちの周囲の県民の各位の陰ながらの声援があったのも、紛れのない事実で、室内外を問わずあの暑さの続く中で、諸外国の選手観客・役員の皆様が快く秋田で過ごし、日ごろ鍛えた技を発揮してほしいとの願いでそれぞれの部署で誠心誠意頑張ったのではなかろうか。
 善意で他人のために行動することは、その後にすがすがしい気持ちをもたらしてくれるものである。人は老若男女の別を問わず、人のために尽くす喜びをもって生まれて来ているように、日頃から私は思っている。
 今回のボランティア活動を引き受け、一月経った現在でも特に外国入の方々に奉仕できたことで、心が満たされている。ほんの一握りの善意の労力奉仕で、他人に喜んでもらえることは極上の幸せではなかろうか。他人も喜んでくれるし、自分も心豊かに成長できてとても嬉しい。
 共に活動した仲間同士で、年代を越えての様々な感化、教え合い、共感が見られたことは、積極性が不足と言われがちな県民全体にとってすばらしい教訓を得た気がする。
 こうした心情で、世の人々がみんなで助け合うことができたら、どんなにか幸せなことであろう。その波紋が、社会全体いや世界、地球規模に広がったときこそ、人類みな家族と言えるときが来てくれるであろう。
 未来の秋田県を担う若い人々の意欲と熱意、粘り強さなど今回の成果を生かして、秋田を行動と情報の発信基地にしていきたいものである。
 すばらしい人間成長の機会をもらって有り難う。世話役ご苦労様でした。
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みゆき (警備交通班)
「大会中ナミーとハギーの「どら焼き」買いそびれた!」
 ワールドゲームズのボランティアという仕事は、今までボランティアのボの字も知らない高校生だった私にとっては未知だった。世界中の一流選手が集まってくるようなすごい大会に私なんかが関わっちゃっていいのか?と思ってる間にも時は過ぎ、ワールドゲームズは始まった。
 思った通り、すごかった。信じられないような技の嵐。会場の人も盛りあがっている。自分は甘く見てたなあと思い知らされる。
 そんな大会で、私がスタッフとして働いていたこと。これも今思えば信じられないことの1つだ。しがない英語で対応もした。お客様に注意もした。あの時は精一杯で何も考えてなかったが、確かに私は「スタッフ」という自覚とある種誇りのようなものがあった。
 スタッフ用の面白い帽子をかぶって髪型を変にもした。大変だったが、楽しいボランティアだった。
 今街には、WGのおもかげも残っていない。駅の改札口のモニュメントもなくなってしまった。でも今ワールドゲームズのことを考えると、ああ関われてよかったなあと思う。この思いが残っているのが、何よりも嬉しい。
 ああそうだ。大会中ナミーとハギーのどら焼きを買おうと思ってたのに、買いそびれた。残念。グッツも何も買ってない。後悔。あとボランティアしてないはずの友達が、ハギーのストラップをつけていた。嬉しかったけど、うらやましくて悔しかった。
門脇 琢也 (場内整理 会場設営)
「大会の成功と強い責任感を感じました」
 一生に一度のことと思い参加しました。多くのボランティアと交流ができたこと、世界からきた選手と身近に交流できたことが印象に残っています。
 英会話研修は仕事を忘れて楽しむことができました。引き続きAIAの教室に通ってます。(英語習得とリフレッシュの一石二鳥)
 活動中はボランティアが臨機応変に対応しながら活動しており大会を成功させようという強い責任感を感じました。最終日のボランティアパーティーも盛りあがりました。
 ほんとに素晴らしい大会でした!!
 ボランティアバンザイ!!ワールドゲームズ バンザイ!!
佐藤 剛 (警備交通班)
「とにかく楽し!!秋田の人達の大きな自信に」
 私のボランティアを終えての率直な感想はとにかく楽しかったの一言です。
 色々な国の人とも交流でき、またボランティア同士様々な世代の人達とも知り合いになることができました。
 そして、このような大きな大会を秋田県民が中心となったボランティアで成功させることができて、秋田の人達にとってとても大きな自信に繋がったと思います。
 この夏休みに体験した貴重な経験を、これからの人生に生かしていきたいです。
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太田 和美・妙子 (警備交通班 清掃美化係)
「歓迎の三つのことば」
 はじめて夫婦二人で、ボランティア活動に参加した。
 開会式プロデューサーの今野氏は「肩の力を抜いて、まずは笑顔で歓迎の意を伝えよう」と言っておられた。
 わたしたち夫婦は歓迎の言葉を用意した。WGボランティアハンドブックから次の三つを選んだ。こんにちは(ハロー)、ようこそ秋田へ(ウエルカム トゥ アキタ)、がんばってください(グッド ラック)。
 業務内容の関係もあって、外国の方々と接触する機会は少なかったが、それでも数人の選手と会ったときオッカナビックリはなしたら、オー サンキュー サンキューと、とても喜んでくれ、こちらまでうれしくなってしまった。
 年老いた二人だが、まだまだお役に立つことがあるのではと思っている。
八嶋 恵美子 (選手係)
「感性を磨きながらまたボランティアに参加できたらいいなあ」
 ボランティアの活動をして、アスリート達の熱いパワー、エネルギー、オーラを感じた夏でした。メダルを取った選手に共通していた点はピカ一光っていたという事と、彼らの目が輝いていたという事を肌で感じました。
 私が一番感動した事は、エアロビッグ男子シングルで優勝した選手が、感極まり机に伏せて声を出して男泣きしていた姿を見た瞬間、この選手はこの日のために、どれだけの練習を積み重ねこの日のためにbestな体をkeepして、万全な姿勢でこの大会に望んだと思ったら、思わず貰い泣きしていました。
 金メダル候補と言われた人が悪い結果に終わったり、練習で怪我をしたり、すでに競技が始まっているのに、時間を間違えたり、リタイアなど…いろんなハプニング、アクシデントが舞台裏で起こりました。
 何はともあれ、いかなる理由があれど、本番この日に、今までの自分の成果を出し切り燃焼し、プレッシャーに負けない強い精神力と実力があってこその世界だと痛感したしだいです。
 私はこのワールドゲームズのボランティアの一員としてまず第一に、彼らに最高な競技をしてもらう事をモットーに笑顔で接して来ました。
 また、アスリートたちから得たものは、平常心、スピリット精神、フレンドリー、プライド、強い精神力、パワー、眩しさ、いろんな物を吸収しました。
 この思いをこれからいろいろな事に役立たせ、感性を磨きながらまたボランティアに参加できたらいいなあと思っています。
 ほんとうにみなさん、
お疲れさまでした。
 See you again & Good luck
伊藤 泰子 (総務班 受付案内係)
「この成功はボランティアの強い結集」
一人一人目的を同じくして、私達ボランティアの小さな力が集まった大きな国際総合スポーツ大会ワールドゲームズ。
この成功は、ボランティアの強い結集だったと思います。自分もその中の一人として暑い中、最高の笑顔で自分の役割を全うすることが出来ました。
あの最終日のボランティアパーティ会場での盛り上がりだったと思います。その中の私もこんなに楽しく終えたことで満足でいっぱいです。有難うございます。
碓井 紀子 (総務班)
「さすがダンサー!!」
 2日程、お弁当を配る係をやったのですが、間近に選手を見ることが出来たよ。少々の会話も出来ました。お弁当の中身のコロッケの説明にちょっと苦労をしたりして。「コロッケ」では通じないようです。そのコロッケが入ったお弁当を持って行った選手が本番でダンスを踊っている姿を見つけて、「あの選手達のおなかにはあのコロッケが入ってるんだ!!」とひとりニヤニヤしていた私です。
 その日はサンドイッチよりも日本食のお弁当が外国人選手に多く選ばれた日でした。
 お弁当の包みを持って立ち去る後ろ姿もかっこよかったです。
 さすがダンサーです。
成田 晃 (警備係)
「入場入り口の警備でこんなことが…」
 秋田市立体育館で入場者の案内誘導や館内の主要出入り口の警備の仕事を9日間担当した。警備の仕事は、人の動きを見ながら声をかけたり・・素早く行動しなければならない仕事である・・だからイスに座っていることはできない・・。
 普段勤務先では机に向かっての仕事だったので、2〜3日は、ほんとうにつらかった。足の脹ら脛がガチガチに堅くなって、しばらくは歩くことができなかったり・・夜は腰が痛くて目を覚ますこともあった。
 しかし、次第に慣れてきた。それは、黙って立っていないで、5〜6歩ゆーくり行ったり来たり足を動かしていると楽になることを知った。
 それからが、仕事が楽しくなった。
 朝や競技が終わって帰る選手や役員に・・大きな声で「おはようございまぁーす」・・「お疲れさまでしたぁ」・・と声をかける。すると相手もにこにこして「・・モーニング」・・「サンキュー」と返してくる・・。時々「タクシー・・?」・・と声をかけられる、その時は指さしながら日本語で「タクシーの乗り場はすぐそこです・・OK?」・・笑顔で「あ・り・が・と・」・・。なんともいい気分である。
 入場入り口の警備でこんなことが・・。
 市立体育館の観客は、北側と南側に分かれている・・。うろうろしている親子連れの観客に声をかけた・・すると「北側と南側・・どっちがいいですか・・?」・・私は「今日は南側がいいと思いますよ・・審判団が南側におりますので」、「…?」、「きっと選手達は、審判団の方に向かって、一生懸命演技すると思いますから・・」、「そうだね、ありがとう・・!!」そう言って足早に南側の観客席に向かって行った。
 その日は南側の観客席が混んでいた・・気に入った席が見つかったかなあ・・。
 初めてのボランティア・・いつまでも良い思い出として心に残るでしょう、一緒に仕事をしたみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです・・ありがとう・・。
榎本 有希 (場内整理係)
「アクシデントもいいスパイス」
 約一年半の活動が、八日間の業務に集約された。
 あれほど研修を受け、トラブルをシミュレーションし、密かに英語を勉強し直していたというのに、何にもならなかった(笑)!
 外国人に話しかけられて、心の中では、「おおっ、ばっちり答えちゃるわい」と思いつつ、現実には、答えたいのに口から出てくるのは、ハチャメチャな単語ばかりというていたらく。汗だらだら。
 観客、選手、役員、ボランティア同士の間でも、毎日何かしらのアクシデントや行き違いが生じて、嫌な思いをさせられたり、会場を上から下まで走り回ったりもしたけれど、それもまたいいスパイスだったと思えます。
 最終日、全競技を終え、ワールドゲームズプラザでのボランティアパーティーの大合唱!に、いろんな感情が詰め込まれて、ものすごい満足感に包まれました。
 この大会に関わることができて、この大会で仕事を果たすことができてよかったと心底思います。
 巡り会い、いろいろな出来事を共にしてきたボランティア仲間と、またどこかで出会って、一緒に仕事をしてみたいと祈っています。








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