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仙台ITアベニュー構想の推進について
 仙台市企画局参事(兼)企画調整課長 細井 実
 仙台市経済局商工部産業振興課産業創出係長 石川 浩史
1.はじめに
 2000年7月に政府は「IT戦略会議」を設置し、同年11月に成立した「IT基本法」に基づき「IT戦略本部」を設置し、2001年1月には「5年以内に世界最先端のIT国家」となることを目指す「e−Japan戦略」を策定した。これにより、産業革命にも匹敵するという歴史的大転換を社会にもたらすと言われるIT革命に、国を挙げて取り組んでいくこととなった。
 その一方で、1999年に大都市におけるIT関連企業の集積地として渋谷ビットバレーが旗揚げを行い、IT革命の大潮流という時代背景もあり、全国的に注目を集めた。
 また、1976年北海道大学工学部青木由直教授が創設した「マイコン研究会」に端を発する札幌駅北口のIT関連企業集積が注目され、Biz Cafeという交流・支援の拠点の設立と併せて、札幌駅北口ソフト回廊、一般的にはサッポロバレーとして全国的に有名となった。このほかにも福岡市のmaf・D2Kや、東京のLinux Cafe、金沢Biz Cafeなど、大都市における新たなIT関連企業の集積が、仙台駅東口、横浜関内・山下地区、名古屋市中区栄・錦付近、新大阪エリア、梅田・南森町エリア、本町エリア、心斎橋エリア(南船場のアメリカ村界隈)等でも始まっており、いずれも地元などで注目され始めている。
全国ITバレー
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