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3.鉄道事業
(1)貨物取扱駅の推移
年度別 45 50 55 60 2 10 11 12
駅数 292 195 150 41 32 29 29 28
資料:日本貨物鉄道株式会社九州支社(駅数は年度末を示す)
(2)貨物輸送量の推移
項目
地域
年度
輸 送 ト ン 数 (千トン) 輸 送 ト ン キ ロ (百万トン)
九州 全国 九州 全国
  指数   指数   指数   指数
45 30,603
(15.4)
100 198,503 100 3,476
(5.6)
100 62,435 100
50 20,803
( 15)
67.9 141,691 71.4 2,437
( 5)
70.1 46,577 74.6
55 18,410
( 15)
60.1 121,619 61.3 2,000
( 5)
57.5 39,961 59.2
60 9,981
(14.6)
32.6 68,552 34.5 930
( 4.3)
26.8 21,625 34.6
2 7,618
(12.8)
24.9 59,346 29.9 867
( 3.2)
24.9 26,725 42.8
10 5,859
(14.3)
19.1 41,048 20.7 714
( 3.1)
20.5 22,681 36.3
11 5,777
(14.6)
18.9 39,541 19.9 709
( 3.2)
20.4 22,314 35.7
12 5,762
(14.4)
18.8 40,113 20.2 718
( 3.3)
20.7 21,899 35.1
資料:日本貨物鉄道株式会社九州支社
注)1.( )内は対全国比
  2.九州内の発着トン数を含む。
(3)貨物発着量の推移
区分 45年度 50年度 55年度 60年度 2年度 10年度 11年度 12年度
総貨物
(千トン)
24,579 15,682 14,121 7,509 4,703 2,903 2,911 2,825
内コンテナ
(千トン)
655 899 874 1,203 2,199 2,050 2,086 2,125
総貨物
(千トン)
25,396 17,049 15,584 8,404 5,489 3,798 3,733 3,704
内コンテナ
(千トン)
994 1,504 1,559 1,920 2,984 2,990 2,909 3,002
総貨物
(千トン)
49,975 32,731 29,705 15,913 10,192 6,701 6,644 6,529
内コンテナ
(千トン)
1,649 2,403 2,433 3,123 5,182 5,040 4,995 5,127
資料:日本貨物鉄道株式会社九州支社
(4)駅別貨物発着量(平成12年度)
(単位:トン)
駅名 区分
発    送 到    着
総貨物 内コンテナ 総貨物 内コンテナ 総貨物 内コンテナ
外浜 49,932 0 473,594 0 523,526 0
門司 0 0 3,435 0 3,435 0
東小倉 13,798 13,440 8,062 5,840 21,860 19,280
浜小倉 275,988 274,980 367,966 367,048 643,954 642,028
黒崎 159,801 64,089 34,242 21,865 194,043 85,954
鳥栖 27,407 27,407 134,684 134,284 162,091 161,691
久留米 103,842 103,842 131,271 131,271 235,113 235,113
福岡(夕) 604,346 604,141 1,465,094 1,464,784 2,069,440 2,068,925
神崎 0 0 0 0 0 0
鍋島 173,804 173,804 80,378 80,378 254,182 254,182
長崎 29,613 29,565 57,390 57,297 87,003 86,862
有田 52,692 52,692 33,751 33,751 86,443 86,443
苅田港 26,773 26,773 13,278 13,278 40,051 40,051
荒木 0 0 0 0 0 0
羽犬塚 0 0 0 0 0 0
大牢田 65,646 42,942 155,404 20,877 221,050 63,819
荒尾 0 0 0 0 0 0
上熊本 0 0 0 0 0 0
熊本 161,864 161,170 238,049 233,481 399,913 394,651
八代 118,388 116,878 40,002 33,465 158,390 150,343
川内 108,542 108,542 10,284 10,284 118,826 118,826
鹿児島 70,417 70,337 164,429 164,274 234,846 234,611
佐土原 30,389 30,389 54,390 54,390 84,779 84,779
都城 21,600 21,600 49,844 49,844 71,444 71,444
西大分 118,754 118,706 88,187 88,094 206,941 206,800
鶴崎 0 0 0 0 0 0
幸崎 0 0 0 0 0 0
延岡 65,187 65,187 31,399 31,399 96,586 96,586
南延岡 72,168 18,275 18,891 6,150 91,059 24,425
小計 2,350,951 2,124,759 3,654,024 3,002,054 6,004,975 5,126,813
金田 473,594 0 49,932   523,526 0
2,824,545 2,124,759 3,703,956 3,002,054 6,528,501 5,126,813
資料:日本貨物鉄道株式会社九州支社
注)金田は平成元年10月1日より平成筑豊鉄道(株)となる。
 
〔貨物取扱駅及びコンテナ基地分布図〕
平成13年12月現在
z1061_01.jpg
(5)鉄道・自動車協同一貫輸送方式
 
コンテナ方式
z1063_01.jpg
現状
 
日本貨物鉄道(株)によるコンテナ輸送の推進
(1) 3.3のダイヤ改正によるコンテナ列車の増発。
(2) コンテナ列車の速度向上及びけん引力向上。
(3) 新型コンテナ貨車コキ100形式の増備。
(4) 生鮮野菜輸送用の通風孔つきのコンテナV18A増備、Vl8B開発。
(5) 新型二方開き12フィートコンテナ(18C)の開発。[8.2'×8'×12']
(6) 特別大型私有コンテナの開発、私有12フィート、30フィートクールコンテナ、活魚コンテナ等の開発及び増備。[8.4'×8.2'×31']
(7) 新型側二方開き12フィートコンテナ(18D)の開発。[8.2'×8'×12.2']
(8) 新型側通風側二方開き12フィートコンテナ(V18C)の開発。[8.2'×8'×12.2']
(9) 新型側二方開き20フィートコンテナ(30A)の開発。
[8.2'x8.2'×20']
 
問題点(デメリット)
 
(1) 旧国鉄規格コンテナのため、緊締装置の付いたコンテナ積載専用トラックを必要とする。
(2) コンテナ長さが12'と20'を標準とし、高さにトンネル等により制限があるため、容積に制限を受ける。
 
長所(メリット)
 
(1) 現状の機材、施設で対応可能なため、新たな投資は少ない。
(2) 用途に合わせて種々のコンテナを容易に製作できる。
 
海外での状況
 
(1) 欧州、米国とも海上コンテナでの一貫輸送が行われている。
(2) 欧州では、陸上専用コンテナの一貫輸送も行われている。
 
ピギーバック方式
z1063_02.jpg
現状
 
(1) 61.11より4トントラック搭載による実用化
(2) 元.3のダイヤ改正により東京〜新潟間に専用列車を新設。
(3) タンクトレーラートラック積載用貨車開発。(20kl用、14kl用)
 
問題点(デメリット)
(1) トラックの全高が2.9m(中型)3.1m(大型)に制限される。
(2) 低床貨車新製のための投資が必要となる。
(3) ラック乗込み方式の場合、荷役時間が多少多くなる。
(4) タンクトレーラー積載時はリーチスタッカーが必要となる。
 
長所(メリット)
 
(1) 掴取荷役方式では短時間で荷役が可能なため、輸送のスピードアップが図れる。
(2) トラックターミナル用の広いスペースを設ける必要がない。
 
海外での状況
 
(1) 米国ではセミトレーラー積込として実用化されている。
(2) 欧州でも一部行われている。
 
脱着荷台方式
z1063_03.jpg
現状
 
(1) 元. 5より横浜〜北海道間で実用化。
 
問題点(デメリット)
 
(1) 専用貨車を新製するための投資が必要となる。
(2) 特殊荷台を新製するための投資が必要となる。
(3) ウィンチ装備のトラックが必要となる。
 
長所(メリット)
 
(1) ストラドルキャリア、ピギーパッカー等の荷役機械を必要としない。
(2) 鉄道を利用しない場合、或いはできない場合、通常のトラックとして運行可能。
 
海外での状況
 
(1) 西独、仏等で実用化されている。
 
スワップボディ方式
z1063_04.jpg
現状
 
(1) 11.4より東京〜福岡間において、実証実験を開始。
 
問題点(デメリット)
 
(1) 荷台の貨車からの積み卸しにグラップラーアーム装着の荷役機械が必要になる。
(2) 荷台のシャーシからの積み卸しを荷役機械を使用しないで行う場合、スペースが必要になる。
 
長所(メリット)
 
(1) 脚を立てることにより、荷台のシャーシからの積み卸しを荷役機械を使用しないで行うことができる。
(2) 実入りの荷台と空の荷台を交換することで、シャーシの回転率を上げることができる。
(3) 荷台が軽量であるため、より多くの貨物が積み込める。
(4) 荷台はトラックの一部とみなされることで、自動車取得税は不要となる。
 
海外での状況
 
(1) ドイツを中心に欧州において広く普及している。








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