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センターからのお知らせ
 平成13年10月17日に北九州市小倉北区において、平成13年度第2回理事会が開催され、平成14年度の事業計画が承認されました。これに基づき、各申請団体へ事業申請の手続きを行ないました。
平成14年度事業計画
[1]調査研究事業
(1)長崎県の離島における廃棄物等の処理・輸送に関する調査
<日本財団助成事業>
 地球環境問題に対応して、廃家電や廃事務機器等の処理・再資源化システムが構築されているが、離島では処理コストの関係から対応が大きく遅れ、増加する廃棄物等の問題が深刻化している。また、更なるリサイクルの義務づけ拡大が見込まれる現在、この問題を早期に解決することが望まれている。
 こうしたことから、離島における新たな処理とともに、離島間及び離島群・本土間における廃棄物等の輸送を効率的に実施することが喫緊の課題である。
 本調査は、以上の背景の下で、長崎県の離島における廃棄物等の発生、処理、輸送の現状、及び今後の動向を把握するとともに課題を整理し、ハード・ソフト両面から効率的な対策について検討、提案することを目的とする。
(2)九州北東部臨海・臨空産業ゾーンの展開に関する調査
<日本財団助成事業>
 九州北東部地域では、平成17年10月開港をめざし、新北九州空港の建設が進められているほか、東九州自動車道および新北九州空港連絡道路や苅田港多目的国際ターミナルが整備中であり、陸海空の広域的な交通結節点が形成されつつある。
 こうしたことから、本調査は、北九州市東部から苅田町、行橋市、豊前市を経て大分県中津市周辺までを含む九州北東部地域を対象として、地域の発展ポテンシャルやさまざまな外部環境、企業の産業用地に対するニーズ等を分析し、地域の発展方向に基づいた産業用地の展開方向性や関連インフラ整備のあり方等について検討することにより、アジアと一体となった戦略的な産業集積を促進させ、もって地域経済の発展と、九州における地域の均衡ある発展に寄与することを目的とする。
(3)対馬における国際旅客航路を活用した国際交流の促進に関する調査
<日本海事財団補助事業>
 九州本土と韓国にはさまれた対馬海峡に位置する対馬では、釜山との間に国際旅客航路が開設され国際交流が活発化しつつある。
 こうしたことから、対馬においては、国際旅客航路の充実を図り、観光産業の振興や地場産業の活性化、外国企業の誘致等による地域の活性化が期待されている。
 本調査では、主に韓国との国際旅客航路の開設・拡充を念頭において、対馬を対象地域として、国際旅客航路が地域に与える効果・影響、対馬・韓国双方における国際交流への期待、国際航路開設の可能性とその条件等を分析し、国際旅客航路の開設・拡充および国際交流促進の方向とその実現方策を検討することにより、対馬における地域の特性を生かした地域活性化方策を提言することを目的とする。
(4)都市圏における複数空港を活用した効率的な航空貨物輸送のあり方に関する調査研究
<(財)空港環境整備協会助成事業>
 北部九州都市圏における航空需要は堅調に増加しており、福岡空港の混雑や利便性の低下が懸念されている。地元では新福岡空港の整備可能性についての検討が始まっているが、仮に同空港の整備が実現しても、供用開始は2010年以降となる可能性が高い。こうした中、2005年には新北九州空港が供用開始する予定であり、北九州市を中心とした貨物の拠点空港として、有効活用への期待が高まっている。
 本調査は、新北九州空港をモデルとして、新北九州空港勢力圏において発生集中する航空貨物を、自空港において供用開始当初から取り扱うために必要となる条件やシステムについて研究し、北部九州都市圏に立地する複数空港を活用した効率的な航空貨物輸送のあり方について検討するものである。
[2]施設整備事業
(1)九州圏における海運振興関連施設整備 
<日本財団助成事業>
[1]生鮮食料品の輸送・保管のための保冷コンテナ・冷凍コンテナ及び荷役の効率化を図るためのパイプコンテナの整備
 保冷コンテナ・冷凍コンテナ及びパイプコンテナを製作し、これを旅客定期航路事業者に管理委託することにより、離島に不足している生鮮食料品の安定供給及び荷役の効率化を図り、離島住民の民生の安定・福祉の向上に資する。
[2]離島岸壁における風雨防止用通路シェルターの整備
 通路シェルターを製作し、離島岸壁に整備し、これを旅客定期航路事業者に管理委託することにより、本土に比べて不利な条件のもとに生活を営んでいる離島住民の福祉の向上に資する。
[3]一般事業
(1)機関誌「九州うんゆジャーナル」の発行
<日本財団助成事業>
 海運及び流通に関する情報を収集して編集、発行し賛助会員その他関係者に配布する。
(2)九州運輸要覧(海運編)の発行
 九州・山口地区における海運及び流通に関する情報を収集し、ハンドブックとして編纂・配布する。
(3)物流講演会の開催
 海運及び流通の振興と近代化に関する物流講演会を開催する。
(4)九州運輸コロキアムの開催
 九州内外から講師を招き、交通・運輸全般について情報提供・交換の場を提供する。
[4]自主事業
(1)九州の物流の発行
 九州圏における貨物流動及び経済に関する統計資料を、日常の業務や研究等に広く活用できるハンドブック
「第1回九州運輸コロキアム」の実施要領
 1.主催者等
主催:(財)九州運輸振興センター
後援:九州運輸局、JR九州
 2.開催地
JR九州6階会議室
〒812−8566 福岡市博多区博多駅前3丁目25番21号
Tel 092−474−0747
(九州旅客鉄道(株)総合企画本部経営企画部)
 3.開催日時
平成13年11月19日(月) 18時
 4.実施形態
30分から1時間程度の講話の後、自由討議。
全体で1時間半〜2時間程度。円卓形式。
 5.第1回テーマ・講師
テーマ:需給調整規制廃止後の地域交通
−英国におけるバス事情を中心として−
講師:東京商船大学助教授 寺田 一薫氏
 6.参加者
自由・活発な討議が行われるよう、30〜50名とする。賛助会員及び開催地周辺の運輸関係の事業者、研究者、国の機関、自治体の関係者。
 7.参加費
2,000円
 8.連絡先
(財)九州運輸振興センター
TEL093−332−3160 FAX093−332−3180 colloquium:専門家会議・セミナー








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