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内業2班の現状の問題点と改善着眼点

作業配員構成N/C5 協力会(2名)5定盤クレーン作業者経験年数(30年)
B棟クレーン 配材 (8年)
切断作業者 (28年)
定盤作業 社員(4名)マーキン作業者 (1年)

現在、内業2班の抱えている問題点の一つにメイン作業であるN/C5オペレーターの育成があります(現在協力会2名に任せたままにしている。)。新人にオペレーター教育を早くしたいのですが、N/C5を使いこなすには最低でもマーキン作業0.6H/本の実力が必要になります。そのために下記設定期間で工程を組み、現在準備段階中です。

育成目標・・・ マーキン作業 H12/9〜H13/9まで
切断作業H13/10〜H14/4まで
N/C5オペレーター教育H14/5〜

が、育成期間中でも1本でも多くマーキンし工数低減をはかり、また、彼の実力が現在どの辺にあるかを把握するため、WS測定をしてみました。

現状マーキン作業手順

  *付随作業  実作業
1 寸法確認 下書き
2 ホコリ落し 寸法出し
3 端部揃え マーキン
4 マーキン道具段取り ブロックと部材名記入
5 材料サイズ確認 寸法表消しこみ
6 マーキン後確認 マーキン最終チェック
7 材料乾燥 寸法表まとめ
8 物的移動(雨天時雨漏れによる) 分割図消し込み
 
 
  現状の問題点(実力1.1〜1.0H/本) 育成ポイント(実力0.6H/本)にレベルアップ
1 材料サイズ(板厚、巾)確認に時間がかかり過ぎる(かね尺使用) 75 100 125 150まで位のサイズについては目視確認できるようにする。
2 ブロック、部材名記入時、寸法表に目を通しすぎる。 1〜2回の目通しで部材名記入出来るようにする。
3 クレーンが通るたびにキョロキョロし手が止まる、集中力がとぎれる 作業の流れを早く掴ませる、人払いの合図は必ずあるので、合図があるまで手を止めない。
4 後戻り作業による時間ロスが多い、 あわてない、寸法出しのとき数字は指差確認させる。
5 寸法の整理整頓が悪い 寸法表を入れる袋を作り、終了後の寸法表は必ず袋に入れさせ、整理の癖をつける。

  7/11以降に習得した作業
  1 分割図消し込み
  2 部材(小中大)選別
  3 作業日報記入
  4 仕分け装置の操作








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