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1.2.2 調査研究の実施

平成6年度より8年度までの3ヶ年において、固体ばら積み貨物が「航海中に液状化する恐れのある貨物」か否かを判定する「液状化物質判別法」を開発した。そして、IMO・DSC小委員会第2回会合(DSC2)において「液状化物質判別法」は日本提案として提出され、液状化物質判別法についての有効性を検討するためのCorrespondence Group(以下「C.G.」。)設置され国際共同研究が行われた。C.G.に対応するため、必要な試験及び検討を実施したので、第3章で報告する。また、研究成果は、The 14th International Symposium on the Transportation of Dangerous Goods by Sea and Inland Waterwaysで発表したので、第4章で報告する。

平成9年度より平成11年度までの3ヶ年においては、固体ばら積み運送中に荷崩れの危険性があるニッケル鉱を対象とした「粘着性のばら積み貨物の安全運送に関する研究」を実施し、積荷の現場で実施できる「ニッケル鉱荷崩れ危険性評価試験法」を開発した。ニッケル鉱の安全運送方法については、作業部会を設置し、引き続き検討したので第5章で報告する。

 

 

 

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