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マリンレジャー用クルージングマップをもとに到着した寄港地では、宿泊・観光・給油施設はもとより、各種気象・海象・水路・海上安全及びレジャー情報も容易に入手ができ、万一事故に遭遇した場合は、会員制救助サービス(BAN…救助サービス参照)が救助にあたるというネットワークが構築されます。

海上保安庁がこの構想を推進する目的と期待する効果は、以下の通りです。

 

海とのふれあい

●海とのふれあう機会を通じ海がもたらす恩恵の理解向上。

●海洋環境保全・安全意識の向上。

●海から見る日本再発見。

●海洋文化の伝承。

 

自然との対話

●心と体のリフレッシュ

●親子三代ファミリークルーズによる心のふれあい。

●青少年の健全な育成。(先生は大自然)

●自己判断力の涵養

 

海から訪ねる観光とリンクした町おこし

●地域イベント、祭りとのタイアップ。

●クルージングルートとの直結による観光資源の開発。

●民宿・旅館及び地域産業の活性。

●雇用促進(若者のUターン・シルバー人材の活用)

●大規模なインフラ整備(道路・鉄道・空港等)を必要としない観光客誘致。

●観光レジャー産業の促進・消費の拡大。

 

現在、海道の旅モデル事業が計画され、近く関東水域でテストケースとして実施されるものと思われます。

こうした構想が整備され、家族揃ってゆく四泊五日のすばらしいモニター旅行の実現する日もあと僅か。

次は、東京日本橋から京都に至る「東海道五十三次」海上版、海上保安庁が応援する、海から訪ねるもう一つの日本旅行に、誰でも自由に参加し、心ゆくまで安全で楽しいクルージングのできる日が待たれてなりません。

 

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