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第3回 阪神淡路大震災復興支援事業 がんばれ少年少女クルージング

 

多くの児童が集ってきた神戸港中突堤“かもめりあ”前、平成12年8月2日午前9時、台風の心配も全くない快晴で無風の神戸港中突提、チャーター客船、まりーんぶりっじ号が着岸、9時30分参加児童の受付が開始されました。今日は3回目の“がんばれ少年少女クルージング”とあって主催者側のボランティアへの指示もてきぱきとして、順調にすすんでいるようでした。今回の参加児童、ボランティア、関係者を含めると総勢一二五名の船出です。

当協会の特別事業として企画された“がんばれちびっ子クルージング”は平成8年7月30日〜31日と8月19日〜20日の二回に亘って無事に実施されました。大震災のあと協会として何が出来るかを慎重に検討してまいりましたが、やはり協会としてはプレジャーボートと海を除いては他に考えることができませんでした。でも海や船に馴れない大切な児童達を、しかも多人数を同時に参加させることには、正直なところ多くの不安がつきまといました。事故なく、しかも参加して“よかった”と感じてもらうためのクルージングにするため、しばしば計画の修正をよぎなくすることもあり、関係者・協力者の方々にとまどいをあたえることもありました。実施計画が出来た段階で、ボランティアの人々と計画に従って実行しながら参加者の立場からの意見を参考にして最終段階へと計画をねり上げてまいりました。許可、届出、協力のいるものについては関係官庁、団体、自治体に事業の趣旨を伝えて、協力を得ることも積極的に実行していきました。

なにわともあれ、クルージングに参加することを楽しみにしている多くの子供達のことを念頭に事務局は東奔西走する日が今回も続きました。

そして今、二日間にわたるこのクルージングは、天候にもめぐまれ、参加した多くの少年少女の喜びと夢を残して無事終了いたしました。

 

「がんばれ少年少女クルージング」2000 in AWAJl タイムスケジュール

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