出所;CBL
この中で重視されるのは基本路線計画との整合性である。但し、ここ3年間は既存路線が飽和しており、新たな事業者を受け入れる余地がないため、新規路線での営業申請をするもの以外は参入できない状況になっている。
最近申請された新規路線
メトロマニラ南東部の米軍跡地開発(Global city)を担当する不動産業者(Fort Bonifacio 社)が、域内交通を担うバス路線の営業申請を提出し認められた。事業者名はFort Bus社であり、メトロマニラのバス会社の中で唯一、定時運行をしている。(口絵写真)
フレキシビリティ路線
DOTCでは、1997年に新たなフレキシビリティ路線ルールと呼ばれる、路線施策を発表した。この施策の目的は、EDSAに集中するバスリソースを周辺に分散させるためのものである。条件を満たす事業者は、EDSAの一部を通って郊外部まで路線を延長できることとした。また、新規路線区間を開拓した事業者を保護するため、一定期間は新規事業者の参入を認めないとしている。
(4) サービスレベルの監視を担当する行政機関
LTOに属する専門部隊が事業計画に従った運行状況を監視している。また、LTOの車検場で車検を通過しない事業用車両も取締の対象となる。
路線外の営業車両、車検を通過しない車両を、ペナルティが支払われるまで一時預かりする権限を持つ。ペナルティは1000〜3000ペソ前後12だが、バス一ヶ月の純利益は1万から1.5万ペソであるため、事業者にとっては高額である。
11 詳細は、http://www.dotcmain.gov.ph/html/Web/ltfrb1.htm
12 詳細はhttp://www.dotcmain.gov.ph/html/Web/LTO4.htm。LTO車両保管所でのインタビューによると、1回約6,000ペソとの回答もあった。