(4) サービスレベルの監視を担当する行政機関
バス事業管理はビエンチャン県庁の業務範囲であるため、県のDCTPCが担当となる。しかし、現状、DCTPCはハード整備に関する業務に集中していること、また、バス事業を全面的にSBCに移管してあることから鑑みて、サービス提供者とサービスレベル管理者が同一の組織となっている、と判断できる。
3.9 都市内環境対策
(1) 都市内環境改善に関する動き
都市内環境対策に関しては、あまり問題視されていないのが現状である。また、改善が必要とされるほどの環境問題は顕在化していない。
市内の大気汚染・騒音・振動状況の監視は、恒常的には実施されていない。また、導入計画も今のところ無い。
(2) Vehicle Inspectionの活動
法律で決まっており、新車は1年に1回(購入後2年間)、それ以降の車両は半年に一回車検を受けることが義務づけられている。
(3) 中古車・中古エンジンの利用規制
中古エンジンについては利用実態がつかめていないことから、利用規制は中古車のものに準じる。
(4) 低公害車の導入に関連する行政組織
CNG車両などの低公害車の導入を推進する目的を持つ行政機関はビエンチャンには存在しない。
3.10 交通取り締り
(1) 関連する行政組織
市内の交通取り締りはTraffic Policeが実施している。
(2) バス優先方策の実施計画と調整
特に優先方策を計画しているわけではないので、現段階では考慮されていない。