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表8.6.4-1:マプタプト〜バンコク路線の結果概要(公共埠頭)

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8.7 要約

 

本分析により、道路トラック輸送の代替としてのRo-Ro船を利用することで、バンサファン〜バンコク及びバンサファン〜レムチャバン路線双方において、非常にコストダウンできることが判明した、双方の路線の場合、主にRo-Ro船のサービスは復路貨物を得やすいという理由から、Ro-Ro船の高頻度サービスが一般貨物船及びバージと比較してより低コストとなっている。仮定の置き方によりRo-Ro船の最適サイズは1,000〜4,500DWTの間で変動する。

Ro-Ro船又一般貨物船の輸送業務はマプタプト航路では実現可能な選択肢ではない。短期的には、これらの航路での伝統的なバージがモーダルシフトに対応できると考えられる。しかし、これは主に伝統的なバージが容易に用船等ができるからである。伝統的なバージには、タイ湾でしばしば見られる悪天候下の運航により適した高馬力タグボート及びバージシステムに対して本質的な経済優位性はないと考える。長期的には、長距離外洋航行区間でのこの種のバージへの転換は経済面及び安全面双方からの利益をもたらすであろう。

 

 

 

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