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第5章 吸着剤ハニカム成型体の試作

 

5.1 目的

 

船舶からの実排ガスの処理に吸着剤を用いる場合には、吸着剤を成型し反応層に充填する必要がある。そこで吸着材ハニカムを試作し、その性能評価を行い、平成13年度の実排ガス試験用ハニカム作製のための仕様決定を行うことを目的とし、同時に今後の課題点についても検討を行った。

 

5.2 吸着剤ハニカム作製方法

 

(1) 各種ハニカム担体

Mn2O3・2ZrO2を担持するためのハニカム担体として、最適な製品を検討するために、入手可能なハニカム担体の開口率の異なるものをそれぞれ2種類について3製品入手し、最適な担体を検討した。それぞれを図5.2-1〜5.2-3に示す。

 

1] コージェライト担体

 

067-1.jpg

図5.2-1 セラミックハニカム担体(1)

(コージェライト押し出し成型品(SiO2-Al2O3-MgO):神鋼アクテック製)

左:1.6mm角(セル厚0.3mm) 右:2.27mm角(セル厚0.3mm)

 

 

 

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