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環境保全とマングローブ

 

世界でマングローブを形つくる植物の種類は約100種あるといわれています。神秘的(しんぴてき)な世界を見せてくれるこのマングローブですが、開発などによりその面積は年々減少しているといわれています。最近では、こうしたマングローブの減少が生物達だけでなく私たちの生活にも大きく係ってくると考えられてきました。これまで、マングローブの果たしてきた役割は次のように考えられています。

 

1. 海の波や風から陸地を守ってきました。

2. 洪水(こうずい)を防(ふせ)ぎ、陸地から出る土、汚れの広がりを防ぎました。

3. 海にすむ生物の関係と、陸にすむ生物の関係をつないできました。

4. 植物なので、温暖化(おんだんか)の進行を妨(さまた)げてきました。

5. 魚が卵を生み、小さい生き物が育つのに最適な隠(かく)れがでした。

6. 海陸たくさんの生き物が集まり、生き物の種類の宝庫でした。

7. 周辺にはたくさんの魚が集まり、ヒトの生活に重要な漁場(ぎょじょう)でした。

 

 

 

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